小学館文庫<br> 私が愛した余命探偵

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小学館文庫
私が愛した余命探偵

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094073317
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

その真実に、きっと涙する。

その真実に、きっと涙する――。
洋菓子店で起こるささやかな事件が、二人の未来を照らし出す。
六年間、夫の闘病生活を支えた著者。亡き夫に捧ぐ、勇気をもらえる愛の物語。


「今日はどんなお客さんの話?」
西荻窪にあるコイズミ洋菓子店で働く二葉には、腹部に肉腫を抱え長期入院中の夫、一星がいる。
一星は大のケーキ好きだが、禁食のため空腹と暇を持て余しており、いつしか、二葉が店から持ち帰るささやかな謎を解き明かすことが二人の楽しみとなった。
幼い女の子が香りを頼りに一人探し続ける「楽しいお菓子」とは?
実家を出た娘の誕生日ケーキを毎年購入し、記録し続けた亡き両親の真意とは?
そして、謎に隠された様々な想いに触れた二人が選ぶ未来とは――。

「ほどなく、お別れです」シリーズ著者、渾身の書き下ろし。


【編集担当からのおすすめ情報】
重版を続ける話題のシリーズ「ほどなく、お別れです」著者・長月天音さん、渾身の書き下ろし文庫が登場。

原稿やゲラでの作業中、何度泣かされたことか……。
実際に夫の闘病生活を支えた経験がある著者だからこそ書けたであろう、リアルな病室での描写や、切実な心情が胸に迫ります。

何より、泣いたあとは、前を向かせてくれる作品です。
ぜひ、自分にとって大切な人のことを思いながら読んでください。

内容説明

「今日は、どんなお客さんの話?」。西荻窪にあるコイズミ洋菓子店で働く二葉には、腹部に肉腫を抱え長期入院中の夫、一星がいる。大のケーキ好きの一星は、禁食のため空腹と暇を持て余しており、いつしか、二葉が持ち帰るささやかな謎を解き明かすことが二人の楽しみとなった。幼い女の子が香りを頼りに一人探し続ける「楽しいお菓子」とは?実家を出た娘の誕生日ケーキを毎年購入し、記録し続けた亡き両親の真意とは?そして、謎に隠された様々な想いに触れた二人が選ぶ未来とは。六年にわたる夫の闘病生活を支えた著者が描く、涙と勇気をくれる愛の物語。

著者等紹介

長月天音[ナガツキアマネ]
1977年、新潟県生まれ。大正大学文学部卒業。「ほどなく、お別れです」で第十九回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

143
クリームブリュレが食べたくなった。6度の手術を経て尚、試練は続くのか・・遂に選択した気持ちを私は尊重したい。人はいつか・・必ず死ぬー死を見つめ共に死に向かって生きる日々は、本人だけじゃなくパートナーも同じく辛くキツイい。楽しい時間だけを思い出したいよね・・2024/03/02

モルク

100
腹部に肉腫を抱え長期入院中の夫。何度も手術その結果小腸に穴が開いてしまい治療のため禁食中。暇をもて余す夫が楽しみにしているのは町の洋菓子店で働く妻が持ってくるちょっとした謎。少女が香りを頼りに探すケーキ、病院のカフェで毎週ハシビロコウのように動かずじっとロビーを見つめる男性…など、その謎を解くと心が暖まる。題名から結末は見えるが夫婦の平穏な日々がずっと続いてほしいと願わずにいられなかった。著者自身も6年もご主人の闘病を支えただけあってその想いは充分伝わる。ご主人はきっと幸せだったよ。2025/02/13

ゆみねこ

83
町の小さな洋菓子店で働く二葉には長期入院中の夫・一星がいる。腹部の肉腫で手術を繰り返し禁食で空腹の一星は、二葉が持ち帰るお店での出来事の謎を解く。タイトルから一星の病状が想像出来てしまい切なくなるが、美味しそうなケーキを想像し、二葉と一星の互いを想う気持ちに温かい涙が…。作者ご自身の体験がこの作品に昇華されたのだろう。素敵な1冊。2024/08/18

Ikutan

67
葬儀社で真摯に働く人たちを描いた『ほどなく、お別れです』もよかったが、切なくも心が温まる愛のぎゅーっと詰まったこちらもよかった。洋菓子店で働く二葉の夫は長期入院中。禁食のため空腹と暇をもて余している彼に、二葉は洋菓子店に訪れるお客の謎を持ち帰り、ふたりで謎を解き明かすのが楽しみだった。タイトルから夫の病状が芳しくないのは想像できますが、六年にわたって夫の闘病生活を支えた長月さんが描くのは、涙だけではなく、遺された者が前向きになれる優しい物語。登場するスイーツが何れも美味しそうなので、甘党におすすめです。2024/04/12

Karl Heintz Schneider

48
舞台は東京・西荻窪にあるコイズミ洋菓子店。そこに勤める二葉には長期入院中の夫・一星がいる。一日中病室にいて暇を持て余している一星は、お見舞いに来る二葉の話を聞くのが唯一の楽しみ。店に来る客が持ち込んでくるささやかな謎の話が多く、それを解き明かすのが、もはや一星の生きがいになっている。安楽椅子探偵どころかベッド上探偵だ。しかしながら彼の観察眼?推理能力は意外に高い。著者は6年にわたり夫の闘病生活を支えた経験を持つという。この物語は単なる推理モノではなく実際の経験に裏打ちされている。2024/04/12

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