出版社内容情報
泣きたいあなたへ。心ほぐれる“恋味”小説
自分の容貌に強烈なコンプレックスを抱く28歳の日向桐子は、人目に触れぬよう外では常にマスクと眼鏡を身につけて暮らしている。「優しい料理」のサービスに力を入れる単身高齢者向けマンション『みぎわ荘』でも、桐子は職場の人間関係をうまく築くことができない。もう辞めよう、そう思っていた桐子の前に現れたのは、72歳の不良老人・匙田譲治だった。小粋な江戸弁で話す匙田に連れてこられた「居酒屋やぶへび」で、大雑把ながら手際よくつくられた温かい料理と、悩み多き人生を懸命に生きる心優しい人々との対話を通じ、桐子の心は少しずつほぐされていく。
第1回「日本おいしい小説大賞」受賞作、待望の文庫化!
主人公の意外な素顔に、きっとあなたも騙される。
無骨だけど温かい、年上男性がつくるおいしそうな料理たちの描写が、傷つき疲れた心に心地よく沁みること間違いなし。泣きたいあなたへ、この冬イチの温かさをお届けします。
【編集担当からのおすすめ情報】
吉本新喜劇女優で、著者の作品をデビュー当時から愛読してくださっている小寺真理さんから、推薦コメントが届きました!
「魅力的なイケ爺が作るごはんに惚れた主人公と私がここにいます」
内容説明
自分の容貌に強烈なコンプレックスを抱く日向桐子は、職場の単身高齢者向けマンション「みぎわ荘」でも人間関係をうまく築くことができないでいた。もう辞めよう、そう思っていた桐子の前に現れたのは、七十二歳の不良老人・匙田譲治。小粋な江戸弁で話す匙田に連れてこられた「居酒屋やぶへび」で、大雑把ながら手際よくつくられた温かい料理と、悩み多き人生を懸命に生きる心優しい人々との対話を通じ、桐子の心は少しずつほぐされていく。主人公の意外な素顔に、きっとあなたも騙される。第一回「日本おいしい小説大賞」受賞作、待望の文庫化!
著者等紹介
古矢永塔子[コヤナガトウコ]
1982年青森県生まれ。弘前大学卒業。2019年『七度笑えば、恋の味』で第一回日本おいしい小説大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Karl Heintz Schneider
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