出版社内容情報
竹中半兵衛と木下藤吉郎を唸らせた遠慮深謀
時は戦国時代。
不破与三郎は、美濃国主・斎藤龍興に仕える西美濃四人衆のひとり、不破光治の弟だ。ある日、身の覚えのない百姓一家皆殺しの濡れ衣を着せられ、捕縛されてしまう。不破家にとって、貧しい地侍の娘を母に持つ与三郎は家督相続に邪魔な存在なのだ。あやうく斬首されかけられるも、立会人として同座していた菩提山城主・竹中半兵衛の助けを得、真犯人探しを許される。
しかし、与えられた余裕は三日間。
与三郎は身の潔白を証明するため奔走するが、殺しを解く鍵を次々に封じ込められ、ついに八方塞がりに。脱走を図るも絶望する与三郎の前に、謎の男・木下藤吉郎が現れて……。
青雲の志を抱く若武者を描いた、文庫書き下ろし戦国小説。
【編集担当からのおすすめ情報】
いま文庫書き下ろし時代小説のブームは、江戸物から戦国物へ移行しています。戦国に生きた若武者を溌剌と描いた戦国青春軍師物をどうぞ。
内容説明
不破与三郎は毎日愚かなふりをしていた。美濃国主斎藤龍興に仕える西美濃四人衆のひとりである兄の光治にとって、腹違いの自分は家督相続に邪魔な存在だからだ。下手に目を付けられれば、闇討ちされかねない。だが努力の甲斐なく、与三郎は濡れ衣を着せられ、斬首を言い渡されてしまう。辛くも立会人の菩提山城主竹中半兵衛に救われるが、不破家家老岸権七が仕掛けた罠で絶体絶命に…。逃走を図る与三郎の前に、織田家への鞍替えと引き換えに助けてやると言う木下藤吉郎が現れたが?青雲の志を抱く侍が竹中半兵衛や木下藤吉郎らの懐刀になるまでを描く!
著者等紹介
高坂章也[コウサカアキナリ]
愛媛県出身。学生時代には、本格ミステリを愛好する。大学を卒業した後、アルバイト生活を送ってから、文筆業に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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好奇心