出版社内容情報
魔女ナユラは王子達のよき母を目指すが!?
――北の森には恐ろしい魔女が住んでいる。
リンデンツ王国にはそんな言い伝えがある。森の奥に棲みつき、幾度も王国に災いをもたらしてきた「北の森の魔女」は、十年前、先代王妃が亡くなったあと王宮にやってきて、まんまと新たな王妃に座におさまってしまった……らしい。
魔女の名はナユラ。見た目は十八歳ほどにしか見えない美女だが、実年齢は三百歳になる立派な化け物だ。口さがない連中は「魔女が国王や息子たちを洗脳したため、五人の王子は適齢期を迎えてもいっこうに結婚しない」などと囁くが、本当のところ、この王子たちは継母であるナユラにベタ惚れで、誰ひとりとして貴族の令嬢に目を向けないのだった。
しかし、息子たちの熱烈過ぎる愛情にまったく気づかないナユラは「引きこもりの不気味な魔女(私)に育てられた王子だから、きっと普通の令嬢は怖がるのね……」と見当違いの懸念に心を痛めつつ、結婚から十年間こんこんと眠りつづける病床の国王の唯一の願い――「息子たちを守ってくれ」という言葉を胸に、全力の代理婚活を始めるのだった。
「むしめづ」の宮野美嘉が送る《家族全員ヤバい!?》痛快ファンタジー誕生!
内容説明
昔むかし、リンデンツ王国の北の森には悪い魔女が棲んでいた。しかし十年前に前王妃が亡くなると、魔女は王宮に乗り込んで、新たな王妃の座におさまった…らしい。魔女の名はナユラ。見た目は十八歳ほどの美女だが、実年齢は三百歳の立派な化け物だ。陰で「前王妃が遺した五人の王子は魔女に操られて結婚すらできない」と囁かれるが、実のところ王子たちはナユラにベタ惚れで、貴族の令嬢など一瞥すらしない。そんな重すぎる愛にはまるで気がつかず、ナユラは王子たちのために素敵なお嫁さんを探そうと心に決めるが…。最強の西洋風ファンタジー!
著者等紹介
宮野美嘉[ミヤノミカ]
広島県出身。第五回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門ルルル賞を受賞し、2011年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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