出版社内容情報
全てのまばたきが、伏線。
『江花病院』に長期入院している閉じ込め症候群(ロックドインシンドローム)の女性患者・岸部愛華が深夜に体調を崩した。当直中の産婦人科医・水瀬真理亜が診察すると、愛華は妊娠していることが判明する。寝たきりの愛華は誰に妊娠させられたのか? 病院は騒然となり、政治家である愛華の父は激怒するが、前代未聞の事件はマスコミに報道されて世間の知るところとなる。真理亜は真相を探るべく、話すことができない愛華のまばたきを通して彼女の”声”を聞くが――
社会派ミステリーの旗手が人間の尊厳と命の倫理に迫る、新たなる傑作。
【編集担当からのおすすめ情報】
全盲の主人公の視点で描かれた鮮烈なデビュー作『闇に香る嘘』に著者自ら挑む、新たなる傑作ミステリーです。
内容説明
『江花病院』に長期入院している閉じ込め症候群の女性患者・岸部愛華が、深夜に体調を崩した。当直中の産婦人科医・水瀬真理亜が診察すると、愛華は妊娠していることが判明する。寝たきりの愛華は誰に妊娠させられたのか?病院は騒然となり、政治家である愛華の父は激怒するが、前代未聞の事件は報道されて世間の知るところとなる。真理亜は真相を探るべく、文字盤を使い、話すことができない愛華のまばたきを通して彼女の“声”を聞くが―人間の尊厳と命の倫理に迫る、渾身のミステリー。
著者等紹介
下村敦史[シモムラアツシ]
1981年京都府生まれ。2014年、『闇に香る嘘』で第六十回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。同作は数々のミステリランキングで高い評価を受ける。15年刊行の『生還者』は日本推理作家協会賞の長編及び連作短編集部門の候補になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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