小学館文庫<br> サルデーニャの蜜蜂

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小学館文庫
サルデーニャの蜜蜂

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094072785
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

苦くて甘い素顔のイタリアへいざなう一冊

NHKラジオ深夜便、日経新聞ほかで絶賛の作品がついに文庫化!

イタリア往還40年余の著者が描く心揺さぶる傑作エッセイ集。
サルデーニャ島でローマ時代から続く養蜂家一族の知られざる生活を描く表題作をはじめ、夏の本祭りでにぎわう山奥の小村で出会った老婦人の過去に想いを馳せる『壁の中の海』、ミラノの富裕族夫妻の暮らしとその屋敷で見た驚きの光景を描く『迷える庭園美術館』、海を見下ろす国境付近の山中で、孤高の一軒家に住む一家とのふれあいと秘伝の「味」を描く『満月に照らされて』、船上暮らしの中で久しぶりに再会した旧友の半生から、海と陸との関係性を考える『波酔い』、クリスマスを境に大きく変わってしまった老婦人の境遇を描く『寡婦』、ルネサンス時代から続く港町で、ペストの時代の感染との闘いの歴史に想いを巡らす『リヴォルノの幻』ほか全15編。

解説は編集者・読書案内人の河野通和さん。

あなたの知らない、苦くて甘い素顔のイタリアへいざなう一冊です。

内容説明

「不思議な旅だった。あれから、どのくらい経っただろう」イタリアの日常に内在する人間ドラマを描く傑作随筆集。古代ローマから続く養蜂家一族の知られざる生活を描く表題作をはじめ、本祭りでにぎわう山の小村で出会った老婦人の過去に想いを馳せる「壁の中の海」、ミラノの富裕族夫妻の暮らしと屋敷での驚くべき光景を描く「迷える庭園美術館」、山頂の孤高の一軒家に住む一家とのふれあいを描く「満月に照らされて」、ルネサンスの時代から続く港町で、ペスト感染との闘いに想いを巡らす「リヴォルノの幻」など全十五編。

目次

壁の中の海
辛い味
私の宝石
地響き
傷の記憶
建築家のカーディガン
迷える庭園美術館
口紅
サルデーニャの蜜蜂
満月に照らされて
波酔い
麝香
寡婦
聖なる人
リヴォルノの幻

著者等紹介

内田洋子[ウチダヨウコ]
1959年神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。通信社ウーノアソシエイツ代表。2011年『ジーノの家 イタリア10景』で日本エッセイスト・クラブ賞、講談社エッセイ賞を受賞。19年ウンベルト・アニエッリ記念最優秀ジャーナリスト賞、20年金の籠賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Toshi

22
至福の読書時間。「モンテレッジォ小さな村の旅する本屋の物語」がとても良かったので、内田洋子さん2冊目。一話目はそのモンテレッジォから。交遊録のようなエッセー集。イタリアの日常、非日常。街や生活の息遣い、匂いが溢れてくる。そこで暮らしていないと描けない物語。2024/02/11

ユメ

15
イタリア各地の日常を伝える内田洋子さんの情感溢れる文章にくらくらと酔いしれる。なかでも印象深いのは、食卓の描写だ。流星の尾のような蜂蜜。草を食む羊に息を吹きかけられるような、セージ香るパスタ。皿の上で月が光る、タリアテッレのボロネーゼ。目で文字を追いかけているだけであるはずなのに、一瞬、舌の上に確かに味わいを感じたような気がしてくる。そして、舌を通じて人間ドラマが飛びこんできて、ぐっと心を掴まれるのだ。内田さんのエッセイを読むのは久々だったが、いつまでもこの魅力に身を浸していたくなった。2025/04/05

Eee

12
イタリアで出会った人たちの話 十人十色の人々と過ごす日々を思う 決してハッピーではないが うら寂しいなかに穏やかさや安心感などが漂う 2023/09/16

ふうこ

6
ああ良い本だった!安定の内田さん。やはり小説を読んでいるような心地のエッセイ。今回は、孤独や苦さ、哀しみが深い気がする。でも、著者の愛おしむ気持ちが見えて救われる。満月に照らされて、の母子、寡婦、のブルーナが特に印象に残った。イタリアへ行きたい。2024/01/06

mft

3
著者の知り合いを増やしていく能力が凄いのか、それがイタリアでは普通なのか、ミラノを中心にイタリアの色々な人との交流を描いたエッセイ2024/12/12

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