小学館文庫<br> がいなもん 松浦武四郎一代

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小学館文庫
がいなもん 松浦武四郎一代

  • 河治 和香【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 376p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094072754
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「北海道の名付け親」の生涯を描く傑作小説

明治十六年、絵師の河鍋暁斎を訪ねた松浦武四郎は、その娘・豊の問いに応じて自らを語り始める…。
武四郎は文化十五年、伊勢国に生まれた。竹川竹齋から〈神足歩行術〉を学び、地図や道中記を見て各地を旅したいという夢を抱く。十六歳で家出して江戸に行ったことを手始めに、全国を旅するようになった。その後、蝦夷地で頻繁にロシア船が出没していることを知り、都合六回に亘る蝦夷地の探検を行った。アイヌの人々と親しく交わり、大自然に寄り添った生き方に敬意を感じていた。なかでも、ソンという子どものアイヌを可愛がり、別れた後もその消息を確かめ合うことになる。江戸に戻った武四郎は様々な記録や報告書を作成し、和人によるアイヌへの搾取の実態と救済を訴え、九千八百ものアイヌの地名を記した地図を作成した。蝦夷地通としても、吉田松陰や坂本龍馬にも助言をした。そして、北海道の名前の制定に関わる。
幼い頃から好きだった古物蒐集家としても知られるようになった。晩年には、率先してユニークな墓や棺を用意するという終活の達人でもあった。
並外れた行動力と収集癖、膨大な執筆物で多くの人を魅了した人物を描いた伝記小説。

【編集担当からのおすすめ情報】
本書は、「第3回北海道ゆかりの本大賞」「第25回中山義秀文学賞」「第13回舟橋聖一文学賞」を受賞しました。今回、WBCの栗山英樹監督が推薦コメントを寄せてくださっています。解説は、札幌大学の本田優子教授です。

内容説明

明治十六年。齢六十を過ぎて矍鑠としながらも終活に邁進中の松浦武四郎先生は、絵師河鍋暁斎宅に絵の催促にやって来ては、いつもイヤミを連発しながら曉斎の娘の豊に昔語りを始めるのだった。いわく…旅の始まりは十六歳の時の家出で書き置きは『唐天竺に行くかも』(呵々)。わしは神足歩行術で一日二十里は軽く歩ける。蝦夷地を六回も踏破し九八〇〇ものアイヌ語の地名を記録したぞ(鼻息)。しかし、明治になって松浦先生の名付けた蝦夷地の名は、もともとは“北加伊道”だった。“加伊”とは何なのか…そこにはアイヌの人々への思いが込められていたのだが。

著者等紹介

河治和香[カワジワカ]
東京都葛飾区柴又生まれ。日本大学芸術学部卒。CBSソニーを経て、日本映画監督協会に勤務。2003年、『秋の金魚』で小学館文庫小説賞を受賞してデビュー。本書が、北海道ゆかりの本大賞及び、中山義秀文学賞と舟橋聖一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KT1123

4
北海道の名付け親として知られている松浦武四郎が、絵師河鍋暁斎の娘豊に、旅に明け暮れた日々のことを語る物語。蝦夷地でのアイヌや、幕末期の有名人との交流が語られる。アイヌはだいぶ松前藩や幕府に虐げられていて、それをなんとかしようとした武四郎に恩を感じていたようだ。語り口は楽しく、暗くならないのが良かった。それにしても、ぶっ飛んだ人だったようだ。2023/12/24

花陽(かよう)読書会

1
自伝を最初に編纂したのはアメリカ人だったそうです。生まれも育ちもよい「おぼっちゃま」タイプ。北海道という地名を命名した人物です。気持ちが、とても、やさしい人という印象を受けました。「天下の奇男子」と云われた...今の日本人で、こういったスケールの大きい人物はいないのではないか?と感じました。2023/09/12

チュルちゃん

0
伊勢の地に縁がありそこで松浦武四郎を知った。記念館でも紹介されてた内容があり楽しく読めた。旅好きと言ういわば個人の趣味が高じて蝦夷地調査、アイヌの記録と言う偉業に昇華していったのも凄い。ただ、アイヌへの搾取については結果的には何もできなかった。でも、アイヌの人に寄り添って記録を後世に遺したのは「何もできなかった」には入らないと思う。本書は明治16年の場面から始まり、河鍋暁斎の娘のお豊ちゃん視点で話が進む。松浦老人が昔を語る形式で。途中、そんな上手い偶然ある?と思ったけどどうやら本当のようで驚いた。2024/04/14

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