小学館文庫<br> 緑の花と赤い芝生

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小学館文庫
緑の花と赤い芝生

  • 伊藤 朱里【著】
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  • 小学館(2023/07発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094072709
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

だれかにはなれない、永遠に。

大学院を修士課程まで修了し、大手飲料メーカーに勤めて独身のままキャリア街道をひた走る今村志穂子。本音を隠してでも夫や姑と「理想の家族」を築いていきたい桜木杏梨。まったく異なる27年間を生きてきた二人が、とあることをきっかけに一つ屋根の下で暮らすことになる。微塵もわかり合えない二人は、うまくいかないことがあるたびに苛立ちを募らせる。自分にとって本当に居心地の良い場所は、自分が素でいられる場所は、いったいどこにあるのだろう。家、職場、友達、恋人……それとも実家? 思い悩むたびにお互いの姿を思い浮かべるようになった彼女たちは、誰のためでもなく自分のための答えに辿り着く。解説は、作家の寺地はるなさんです。

内容説明

大学院を修士課程まで修了し、大手飲料メーカーに勤めて独身のままキャリア街道をひた走る今村志穂子。本音を隠してでも夫や姑と「理想の家族」を築いていきたい桜木杏梨。まったく異なる27年間を生きてきた二人が、一つ屋根の下で暮らすことになる。微塵もわかり合えない二人は、うまくいかないことがあるたび苛立ちを募らせる。自分にとって本当に居心地の良い場所、素の自分でいられる場所は、どこにあるのだろう。歩みを止めてはお互いの姿を思い浮かべるようになった彼女たちは、誰のためでもなく自分のための答えに辿り着く。

著者等紹介

伊藤朱里[イトウアカリ]
1986年生まれ、静岡県出身。2015年、「変わらざる喜び」で第31回太宰治賞を受賞。同作を改題した『名前も呼べない』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mayu

30
料理や家事が得意で幸せな家庭に憧れのある杏梨と可愛らしいものよりも研究や実験に興味がある志穂子。理由があり互いに嫌悪を持つ義理姉妹が共に住むことに…。それぞれに抱えた鬱屈した想いが本全体に溢れる。どうしたって上手く噛み合わない母親とのやり取りは本当にしんどい。望む様な子供になれない気持ちは大人になったからといって変わるものではないし、理解してほしい気持ちは諦められるものでもない。既存のなにかに当てはめようとすると苦しくなる。無理矢理に型にハマらなくても良いのだと寺地さんの解説を読んで肩の力が抜けた。2023/07/19

イトノコ

22
キンドル。恋人ナシのリケジョの志穂子。その兄嫁で女子力の高い杏梨。ひょんなことから志穂子は兄夫婦の家に居候することになるが、正反対の2人がうまくいくはずもなく…。/久々に良い作品を読んだ。メジャーな作家さんではないが、毎度リアリティのある感情をぶつけてくる。あなたは赤だお前は緑だと誰もが型に嵌められる。自分は自分だ、自分はこう選ばざるを得なかっただけだと言ってもその声は誰にも届かない。対極と思われた2人が徐々にシンクロしていき、クライマックスの口論のシーン、2人の叫びが溶け合い一つになるようだった。2024/04/14

カナティ

7
★★★★☆2024/02/21

もと

4
「君は誰かの…」でも感じた、なんとなくもやっとした結末がリアルで好きかも 人生とか、生活とか、価値観とか、割りきれないことのほうが多いよね。2023/07/25

読書家さん#初代gKP5Xz

3
同い年の杏梨と志穂子は兄嫁と義妹の関係で、杏梨は空気を読みコミュ力高め、志穂子は仕事一筋で恋人ができたことがなく正反対。それぞれの視点からあの時何を考えていたのかが書かれており、2人が次第に本音をぶつけ合う様子は人間味があって良かった。寺地さんの解説もなるほどなぁと納得する素晴らしいものだった。2024/02/19

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