出版社内容情報
皇女になった最強魔女の嫁入り先は……?
「光栄に思いなさい、九垓。このわたしが結婚してあげるわ」
今や驍国の皇帝となった九垓に、そう高飛車に求婚したのは芳国の皇女・璃珠。しかし九垓は冷たくこう応えた。
「誰があなたなど娶るか。俺が愛するのは百花の魔女ただひとり」
この返事に愕然としたのは璃珠だ。九垓が件の「魔女」のことをそんなふうに思っているなんて知らなかった。
なにより、この状況ではとても言えない。自分がその「百花の魔女」――かつて芳国最強の魔女とされ、いわれのない罪で斬首された「華陀」本人だということは。
そもそも九垓は魔女の「愛し子」だ。華陀が幼い彼を拾い、長く育てた。いわば息子のような存在だった。だから奇跡が起きて自分がこの璃珠の身体に転生したとわかったときから、百花の魔女は心に決めていたのだ。彼の
夢も未来も自分が守ってやると。そこで手始めに世界を奪い、九垓に与えてやること――それが愛し子を幸せにする方法だと分かっているのだ。
すれ違う「魔女」と「愛し子」の想いの結末は? 風味絶佳の中華風ファンタジー!!
内容説明
「光栄に思いなさい。このわたしが結婚してあげるわ」驍国の皇帝・九垓に求婚したのは、芳国の皇女・氾璃珠。しかし九垓は冷たく応えた。「誰が娶るか。俺が愛するのは百花の魔女ただひとり」この返事に璃珠は愕然とする。九垓が「魔女」のことをそんなふうに思っていたなんて知らなかった。そもそも前世では彼は息子のような存在だったし、なによりこの状況ではとても言えない。自分がその「百花の魔女」―かつて芳国最強と謳われ、のちにいわれのない罪で斬首された女帝・氾華陀本人だということは。すれ違う「魔女」と「愛し子」の想いの結末は…?
感想・レビュー
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よっち
ミグ
nishiyan
史
色素薄い系