小学館文庫<br> かすがい食堂―夢のゆくさき

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小学館文庫
かすがい食堂―夢のゆくさき

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094072471
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

この食堂のお節介は温かくておいしい!

映像業界を離れた春日井楓子が、祖母から駄菓子屋かすがいを引き継ぎ、その店の奥で子ども食堂を始めて約2年が経った。事情を抱える子どもを対象に、1回200円で週に2回。買い物も調理も一緒に行い、みんなで食卓を囲む一風変わった子ども食堂だ。

ある日、なじみの商店街の店員から、毎日家の料理を作っているという少女の話を聞いた。「感心な子」だと言う。ヤングケアラーを疑った楓子が本人に尋ねると、怪我を負った母親の世話と家の家事を一人でしていると答えた。楓子は子ども食堂に来ないかと誘うが、けんもほろろに断られてしまう。〈第一話 少女とつなぎとハンバーグ〉

料理系の人気ユーチューバー・ナツミが見せた本音とは。〈第二話 はじけるにんじんしりしり〉

かすがい食堂の食卓に安楽椅子探偵が現れる!?〈第三話 食卓推理「黄泉がえる母親」〉

自分を犠牲にして家事に専念する女子高生・三千香とその弟・璃久に、お節介気質の楓子の思いは届くのか。〈第四話 夢のゆくさき、絆のかたち〉

社会を繋ぐ下町の子ども食堂物語、人気シリーズ最新刊。


【編集担当からのおすすめ情報】
発売直後に「王様のブランチ」ブックコーナーで取り上げられ、忽ち大重版となった「かすがい食堂」シリーズの第3作。いじめや貧困など子どもをめぐる問題を扱った第1作、多様性(ダイバーシティ)と差別に切り込んだ第2作に続き、第3作は「ヤングケアラー」の少女を描きます。解説は、作家の深沢潮さん。シリーズを通して著者が伝えようとするメッセージに深い共感を寄せています。

内容説明

祖母から駄菓子屋かすがいを引き継いだ春日井楓子が、店の奥で子ども食堂を始めて約二年が経った。事情のある子どもたちを相手に、週に二回一食二〇〇円。買い物も調理も一緒に行い、みんなで食卓を囲む一風変わった食堂だ。ある日、同じ商店街を利用する高校生・三千香が「ヤングケアラー」だと確信した楓子は、「うちに食べにこない?」と誘う。一度は断ったものの参加した彼女は、いいことをしている気分に浸っているだけじゃないのかと断じた。楓子の「お節介」は届くのか!?社会を繋ぐ下町の「子ども食堂」シリーズ第三弾。

著者等紹介

伽古屋圭市[カコヤケイイチ]
2009年に『パチプロ・コード』で第八回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、2010年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

147
シリーズ第三弾。楓子のお節介度が更にパワーアップ。お節介はすごいが、いろいろ考えさせられることもありました。子供たちも楓子も日々精進して、人として成長してほしいな。この歳にして、読んでる自分も成長できるかな。三千香も心を開けばいいね。それにしても亜香音は逞しいな。見習いたい(笑)。物語は、やや重めだけど冷凍食品の食べ比べの章は緩くて笑えた。お節介もほどほどにだけど、楓子みたいな人がいれば、救われる人もいるのは間違いないね。2023/08/14

ぶんこ

49
祖母から引き継いだ駄菓子屋と、その奥で週に2回だけの「こども食堂」店主の楓子。商店街で耳にしたヤングケアラーの噂の女子高生に声がけするほどのおせっかいやさん。読んでいるだけでハラハラする。しかし読み進めると、こども食堂といっても少人数で、一緒に買い物に行って調理するのも一緒。解説にも書かれていましたが、確かに「施される」という印象は薄れてます。女子高生の弟のあざを見つけてからの亜香音に調査を頼む行動力には脱帽。みてみぬふりをしない楓子さんのつよさに感動。2023/07/11

BLANCA

39
シリーズ第3弾。今回のテーマは「ヤングケアラー」。かすがい食堂は、『駄菓子屋かすがい』を祖母から引き継いだ楓子が始めたこども食堂。週に2回一食200円、買い物も料理も利用する子供達と一緒に行う。世に言う子供食堂とはちょっと違う。それがこの作品には表れていたと思う。楓子のお節介で声をかけ、食堂に招待したヤングケアラーの高校生・三千香が「良いことをしている気分に浸っているだけじゃないのか」と指す。その気持ちが理解ると言った、食堂利用者の中学生の亜香音ちゃんが、最後まで楓子より大人に感じた。読後、スッキリせず。2023/11/17

あやっぴ

35
ヤングケアラー、子供のしつけ、パワハラをテーマにした今作品。相変わらず、主人公の他人の生活に踏み込みすぎる行動に危うさを感じるが、結果的にはそれが功を奏してるのだからいいのでしょうかね。今回は重苦しい食のシーンが多いように感じたが、最終章のハンバーグでみんなに笑顔が戻ってきたのかな?冷凍食品ばかりの晩ごはん、いいね!今度試してみたくなった。2023/06/12

坂城 弥生

32
教育の難しさに触れた気がした。2024/10/16

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