出版社内容情報
嫌われ巫女、なぜか皇子に溺愛されてます!
いにしえの時代、神鬼の意を占う巫女あり。神に通じ、鬼(死者)に通じる彼の者たちは、その力を以て王の治世を補佐したもう。よってその存在、あまねく国の行く末を占うものなり――。
かつては王権のそばにあり、大変貴重とされた巫女。だがこの国ではいつからか、巫女は忌まわしい存在として迫害されるようになってしまった。今は 新しい王朝が立ち、それに従いようやく禁巫の令は取り消されたが、巫女の血を引く者は、長い迫害の期間を経て激減していた。そんな中、巫女の血を誇る祖母に地獄の英才教育をほどこされた螢那は、実はがっつり巫女の力を持っていた。……が、本人の感覚は「ちょっと霊が見えるだけの平凡な女の子」という程度。祖母亡き後、なさぬ仲の義母にいじめられつつも毎日やり過ごしていた螢那だったが、ある日、火事騒ぎに巻き込まれ、そこで出会った男にさらわれて後宮に入れられてしまう。
人さらいはの正体はこの国の皇子・侑彗。いわく「王朝にかけられた呪いを解き、世継ぎ問題を解決できるのは巫女のみ」で、螢那を妻にしたいらしいのだが……!?
後宮を舞台にした、中華風なぞときファンタジー!
内容説明
いにしえの時代、その特別な能力で王家を補佐した巫女は、いつしか恐ろしい存在として忌避されるようになった。新たに〓王朝が立ち、禁巫の令は取り消されたが、巫女の血を引く者の数は長い迫害のときを経て激減していた。螢那は、巫女の血を誇る祖母から地獄の英才教育を受けた、まごうことなき“巫女”。自分の力には懐疑的だが、ある日、火事のどさくさで男に攫われ、なぜか後宮に入れられてしまう。実はこの男の正体は皇太子侑彗で、曰く「王朝にかけられた呪いを解き、世継ぎ問題を解決できるのは巫女のみ」ゆえ、螢那を妻にしたいらしいのだが…?
著者等紹介
貴嶋啓[キジマケイ]
2012年講談社「ホワイトハート新人賞」を受賞しデビュー。主に中華世界やオスマン世界を舞台にした女性向けファンタジー小説を執筆、発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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坂城 弥生
はつばあば
よっち
色素薄い系
みや