出版社内容情報
この闇夜の中、必殺剣を振るうのは誰だ!?
海産物を扱う磯屋の主・周三郎が殺された。
早速探索をはじめた定町廻り同心の夏木慎吾。
どうやら周三郎は深川に持っている蛸壺長屋の売買で揉めていたらしい。
新吉原の福満屋右兵衛が長屋を取り壊して、船宿を建てようと目論んでいるという。しかも、日高一家の虎吾郎が長屋の住人に嫌がらせをしているようだが……。
探索に奔走する慎吾に闇討ちの剣が迫る!
目が離せない、シリーズ最高潮の捕物活劇第四弾!
【登場人物】
夏木慎吾:江戸北町奉行所定町廻り同心。天真一刀流免許皆伝。父は榊原主計頭だが、正室の子ではないため、母の実家夏木家で育ち、祖父の跡を継いで同心になった。
榊原主計頭忠之:江戸北町奉行。慎吾の存在が妻の久代にばれることを恐れる。真実を知る娘の静香に弱い。
五六蔵:深川永代寺門前仲町の岡っ引き。慎吾の祖父に恩がある。若い頃の生業は謎。
田所兵吾之介:江戸北町奉行所筆頭同心。慎吾と忠之が父子であることを知る。
国元華山:霊岸島川口町に診療所を構える、二代目町医者の女性。
白井亨:天真一刀流二代目。慎吾の兄弟子。
【編集担当からのおすすめ情報】
大人気シリーズ「もののけ侍伝々」「公家武者信平」「浪人若さま新見左近」で、文庫書き下ろし時代小説の大黒柱となった著者が放つ、真剣勝負の捕物帳です!
内容説明
海産物を扱う磯屋の主人、周三郎が刺し殺された。早速探索をはじめた定町廻り同心の夏木慎吾。番頭の波介によれば、どうやら周三郎は深川に持っている蛸壺長屋の売買で揉めていたらしい。買い手は新吉原の大物、福満屋右兵衛だが、商売の手を広げようと、一日も早く長屋を取り壊して、船宿を建てようと目論んでいるという。しかも、右兵衛の息のかかった日高一家の虎吾郎が、住人たちに嫌がらせをして、立ち退きを迫っているようで…。一向に解決に近づけない慎吾に闇討ちの危機が迫る!眼に見えぬ怪しい秘剣に太刀打ちできるのか?山場佳境の第四弾!
著者等紹介
佐々木裕一[ササキユウイチ]
1967年、広島県三次市生まれ。2003年に、架空戦記『ネオ・ワールドウォー』(経済界)でデビュー。2010年、『浪人若さま新見左近闇の剣』で一躍人気作家へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
蕭白
Suzu