小学館文庫<br> 羊の国の「イリヤ」

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小学館文庫
羊の国の「イリヤ」

  • 福澤 徹三【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 608p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094071337
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

この男、絶体絶命! 悪夢のような小説

食材偽装を告発し経営を刷新しようとした役員への協力を疑われ、子会社に左遷された50歳のサラリーマン、入矢悟。
食品加工工場の過酷な業務に耐えかねて本社への復帰を図ったが、冤罪での逮捕をきっかけに解雇され、家庭は崩壊する。
さらに悪徳プロダクションの罠にはまった大学生の娘に助けを求められるが、歌舞伎町のプロダクションを訪ねたその日、娘に渡そうとした最後の有り金を根こそぎ奪われる。
働き口を求めて、留置場で同房だった男に聞いた自動車修理会社に出向いてみると、今度は経営者が自殺を装って殺害される現場に遭遇してしまう。
入矢もその場で殺されそうになるが、娘を救い出したいと必死に命乞いをして、半年だけ命の猶予をもらう。
「きょうは十月十三日だ――あんたの寿命は、長くても来年の四月十三日までってことだ」
そこにいた殺し屋、四科田了は、あらゆる常識を超越した男だった。四科田の指示どおりに動く日々が始まった。

残された日々で娘の行方を突き止め、救出することはできるのか。そして、四科田から逃げのびることはできるのか。
中盤からの目くるめく展開は圧巻の一語に尽きる。一気読み必至のエンターテイメントだ!

内容説明

内部告発への関与を疑われ子会社に左遷された入矢悟は、冤罪での逮捕をきっかけに解雇され、家族にも逃げられる。働き口を求めて留置場の男に聞いた会社へ出向くと、今度は経営者が殺害される現場に遭遇する。入矢も殺されそうになるが、必死に命乞いをして半年だけ命の猶予をもらう。命じられるまま特殊清掃の現場に駆り出され、さらに殺した死体の処理までやらされて、泥沼の底を這うような日々が続くのだが、入矢は孤独と絶望の中で変貌を遂げていく。些細なつまずきから人生は簡単に狂い出す。現代社会の暗い現実を克明に描いた、一気読み必至の一級娯楽小説!

著者等紹介

福澤徹三[フクザワテツゾウ]
1962年、福岡県生まれ。ホラーから警察小説まで幅広いジャンルで執筆。08年『すじぼり』で第一〇回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Katsuto Yoshinaga

16
左遷に冤罪、解雇に離婚と一家離散、消し屋に特殊清掃、半グレに広域暴力団と、現代格差社会のネガティブワード塗れの一作。序盤から「うわぁ、そんなんあかんやん」と心でつぶやきっ放しで、事象の説明でえげつないところはあるが、グロい描写やエロい描写は少なく、終盤はけっこうなカタルシスを感じさせてくれる。徹夜本という帯の惹句は誇大ではなく、娯楽小説として強調されているが、解説氏が書いているように教養小説の面白さも充分で、ノワールとしての出来もイイ。「50過ぎのおっさんの覚醒」という要素に違和感を抱かない方はぜひ。2022/05/15

NAOAMI

13
主人公の入矢は内部告発への関与を疑われ子会社の食品工場へ。パワハラ・セクハラ・苛烈な労働環境に異を唱えると元同僚らに嵌められ児童ポルノ嫌疑で留置場。家族にもアッサリ切り捨てられ散々な前半。こっちも泣きたくなる、同世代だけに。その後は、殺し屋四科田に出会い余名宣告、死体処理含む「特殊清掃」に明け暮れ、これでもかと裏稼業に没入。娘を囲ったヤクザもの相手の死闘は絶体絶命の繰り返し。神出鬼没の四科田に救われながらラストステージは曰く付きの食品化工場。出来すぎながらもケリをつける巧さと四科田語る哲学にも惚れる一冊。2023/04/05

じゃに

12
読み応えありました!もしわが身に同じ事が起こったら・・・イリヤさん素敵でした。2022/09/18

tnyak

6
読み応えがある小説だった。入谷、カッコよかった。 2023/01/27

r100rider

6
☆7 初めての作家さん。ここ最近はちょっと硬い内容の小説が続いたので、頭休めに選びました。 正解! スカッと気持ち良く読み進められた爽快娯楽小説でした。 主人公の「入谷悟」が上場企業の社員からからズルズルとグレーから真っ黒な世界へ入って行き、その環境は一変し、その中でも屍体(自殺者や事故者)の処理をする仕事をする場面はかなり具体的で夢にまで出て来たのにはビックリ! そんな中でも、自分を貶めた社会に復讐する男に変貌する姿はある意味カッコ良かった(法を犯す犯罪人だけど)。2022/05/26

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