出版社内容情報
敵の懐に飛び込んだ商魂武士の狙いは?
旗本から大名になった柳生家のお披露目の宴席に、藩の瓦解を企む老中・堀田加賀守が姿を現した。
柳生藩で勘定方を勤める淡海一夜の読みが見事に当たる。
堀田加賀守が「宴席こそ絶好の機会」と睨み、必ず罠を仕掛けてくると洞察していたのだ。
祝宴中の悪巧みをことごとくすり抜けた一夜は、すぐさま想像を絶する行動に出る。
堀田加賀守の屋敷まで赴き、密約を持ちかけたのだ。
三代徳川将軍家光の寵愛を独り占めしたい堀田加賀守。少しでも早く士籍を捨て大坂に帰り、唐物問屋を継ぎたい一夜――互いに利を見出す密約の中身とは?
一方、十兵衛光厳は柳生の郷を出て大坂へと向かい、但馬守宗矩は家光から命じられた会津藩加藤家への詭計を画策し……。
老中、惣目付、大名、忍、商人らの権謀術策が入り乱れる、乾坤一擲の第五弾!
但馬守宗矩の落とし胤で、「柳生家を救え」と強引に召し出されてしまった元大坂商人・淡海一夜が知恵を絞って暴れ回る!!
【編集担当からのおすすめ情報】
時代文庫で超絶人気を誇る上田秀人先生。「『勘定侍』の前に『勘定侍』なく、『勘定侍』の後に『勘定侍』なし」と思うほど、激面白いイチ推しシリーズです!
内容説明
柳生家の瓦解を企む老中・堀田加賀守が張り巡らせた罠をことごとくすり抜けた、勘定方の淡海一夜。なおも敵に体勢を立て直す余裕を与えまいと、不意打ちの如く加賀守の屋敷まで赴き、驚愕の密約を持ちかけた。三代将軍・家光の寵愛を独り占めにしたい加賀守。一刻も早く士籍を捨て帰坂、唐物問屋を継ぎたい一夜。互いに利を見出す密約の中身とは?一方、十兵衛は柳生の郷を出て大坂へと向かい、宗矩は家光から命じられた会津藩加藤家への詭計を画策する。さらに一夜をともに慕う、信濃屋の長女・永和と女伊賀忍・佐夜が、相まみえる!乾坤一擲の第五弾!
著者等紹介
上田秀人[ウエダヒデト]
1959年、大阪府生まれ。大阪歯科大学卒業。97年、「身代わり吉右衛門」で、第二十回小説CLUB新人賞佳作受賞。2010年、『孤闘―立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞受賞。「奥右筆秘帳」シリーズ(講談社文庫)は、「この時代小説がすごい!」の09年版、14年版と二度にわたり、文庫シリーズ第一位を獲得。さらに、第三回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞も受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
蕭白
jima
わたしは元気
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