小学館文庫<br> 跳べ、栄光のクワド

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小学館文庫
跳べ、栄光のクワド

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  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094071160
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

伝説のフィギュアスケーターの真の姿とは?

日本のフィギュアスケーターなら誰もが目指す憧れの舞台、全日本フィギュア選手権。さらに、今回の大会はオリンピックの出場権がかかる、とても重要な試合。
そんな大切な試合の直前、男子ショートプログラムの2日前に、男子レジェンドスケーターが忽然と消えた。「ショートの試合の前には必ず戻りますから、探さないでください」という書き置きを残して……・。
レジェンドスケーターが全日本フィギュアを前に失踪!?
そこから物語はスタートする。試合のジャッジ、フィギュアを報道するアナウンサー、選手の身体をケアするトレーナー、選手にとって一番近い存在の母親、そして振付師。それぞれの目線から、彼について、そして今回の事件についての考察が始まる。次々とその波紋は広がっていき、それぞれの心に彼の姿、彼への想い、そして、新たな絆といえる感情が生まれていく。立場は違えど、共通するのは彼への熱い気持ち。また、「推し」をもつファンの心情も描かれる。
そして、渦中の彼の行方は……。
主役を支える人々のお仕事小説でもあり、人間ドラマでもあり、成長物語でもある。読後爽快な、スポーツエンタテイメント小説です。



【編集担当からのおすすめ情報】
ずっとフィギュアスケートファンである著者が、長年のフィギュアスケートへの想いの集大成として書き下ろした渾身の作品です。とかくスケーターばかりに目が行きますが、実はその周囲には彼、彼女を支える多くの存在がある。その方々が自分の役割をまっとうしてこそ、スケーターは輝ける。そんな、フィギュアスケーターのチームスポーツ的側面に目を向け、それぞれが語る、というスタイルで、今までにないフィギュア小説が誕生しました。
装画と、巻末の解説原稿は、フィギュアスケートマンガのレジェンド、槇村さとる先生!こちらも、見逃せません!

内容説明

日本のフィギュアスケーターなら誰もが目指す憧れの舞台、全日本フィギュア選手権。その大切な試合の直前、男子レジェンドスケーターが消えた。最強スケーターが全日本フィギュアを前に失踪!?そこから物語は始まる。ジャッジ、アナウンサー、トレーナー、母親、そして振付師。それぞれの目線から、彼について、今回の事件についての考察が始まる。立場は違えど、共通するのは彼への熱い想い。そして、渦中の彼の行方は。お仕事小説でもあり、成長物語でもある。読後爽快な、スポーツエンタテイメント小説です。装画と解説は槇村さとる氏!

著者等紹介

碧野圭[アオノケイ]
愛知県出身。フリーライター、出版社勤務を経て、2006年「辞めない理由」で作家デビュー。2014年には「書店ガール」シリーズが、静岡書店大賞・映像化したい文庫部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ma-bo

67
オリンピックメダリストが次の出場権がかかる全日本選手権の前に置き手紙を残して失踪。一人のレジェンドスケーターを支える人々(ファン、ジャッジ、アナウンサー、身体をケアするトレーナー、母親、最初の恩師)の目線で語られる過去から現在。彼への思いだけでなく、周りの人々の人生や、仕事への思い等、それぞれの人間ドラマも描いた作品。2022/03/30

おうち時間

60
30歳になっていきなりフィギュアスケートにハマってしまった看護師の浜村麻美。きっかけは患者さんとロビーで一緒に観ていたオリンピック。白鳥が飛び立つように優雅に氷の上を滑る川瀬光流に恋をしてしまったから。この川瀬光流はどう読んでも羽生君がモデルとしか思えない。全日本フィギュア選手権の直前にいきなり置き手紙を残し失踪。ジャッジ、アナウンサー、トレーナー、母親、振付師の目線で彼の人となり、そして事件についての考察が始まる。フィクションだけど、どうしても羽生君と重なってしまう。彼の目指すスケートが出来ますように!2022/06/22

あっ!chan

40
フィギアスケートにあんまり興味のない私でも、主人公の光流がなんとなくあの人とかぶってしまう...そんな彼が全日本選手権直前に姿を消してしまった。驚く彼を支えてきた母親をはじめチーム関係者たちが、光流への出逢いや想いを語りはじめるだが...概説からミステリかと思い手にしだけど、実は支える人たちの温かい想いだけでなく、アスリートと関わり合う大人たちの様々な思惑等々盛りだくさんでした。最後は爽やかに成長した姿でハッピーエンド...やっぱりあの人がモデル? 2023/03/14

よっち

29
今回の大会はオリンピックの出場権がかかる、とても重要な試合・全日本フィギュア選手権。そんな大切な試合の直前に男子レジェンドスケーターが忽然と消えてしまうスポーツ小説。試合のジャッジ、アナウンサー、選手の身体をケアするトレーナー、母親、そして振付師。彼を見守ってきた人たちそれぞれの目線で語られる過去、今回の事件についての動機や考察、改めて浮き彫りになる彼のスケートに賭ける熱い想いがあって、そして「推し」をもつファンの目線も絡めながら描かれる真相と、その先にあったひとつの結末にはぐっと来るものがありましたね。2022/03/24

たんぽぽ

19
頭の中で川瀬光流が羽生結弦とかさなってました。2022/04/01

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