小学館文庫<br> ウズタマ

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小学館文庫
ウズタマ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094070965
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

1位に選ばれた感涙家族小説、待望の文庫化

食品メーカーに勤める松宮周作(28歳)は、シングルマザーの紫織と結婚の約束をしていた。そんなある日、父、将彦から周作名義の預金通帳を手渡される。「誰が」振り込みを続けてくれたのか、その問いに答えぬまま、半月後、将彦は脳梗塞で倒れて昏睡状態に。
真相を探るにも、幼い頃に母親を亡くして親戚づきあいもない周作には、全く心当たりがない。果たして、自分のために、毎月少しずつ振り込み続けてくれたのは誰なのか……。
通帳の謎に向き合って初めて、父親のこと、自分自身の生い立ち、母親の顔さえ何も知らないことに気づき、周作は愕然とする。そして、父親と自分の過去を探り始めて辿り着いたのは、25年前に起こったとある傷害致死事件だった。
被害者は、病気で亡くなったと聞かされていた周作の母。加害者は、当時、松宮家で家事手伝いをしていた18歳の少年だと知る。加害者を捜し始めた周作は、25年前の事件に隠された真実に少しずつ近づいていくのだった。
家族を怖れる男と、家族を求め続ける男が織りなす切なすぎるストーリー。
巻末の人気マンガ家キリエさんによるマンガエッセイ風解説も必読です。


【編集担当からのおすすめ情報】
青春小説の旗手として、人気も実力も兼ね備えた著者が、敢えて「新しい家族小説」に挑戦。本が好きな多くの読者に愛されて、読者メーターOF THE YEAR 2018 No.1に輝いた傑作が、待望の文庫化です。閉塞感の続く今、心に小さな希望が灯る家族小説です。巻末では、マンガ家キリエさんにマンガエッセイ風解説にチャレンジしていただきました。この解説も見逃せません!

内容説明

結婚を控えた松宮周作は、ある日、父から周作名義の通帳を渡される。振り込み続けたのが誰かを明かさぬまま、父は脳梗塞で昏睡状態に。通帳の謎に向き合い、自分の過去を探り始めて辿り着いたのは、25年前に起こった傷害致死事件だった。被害者は、病気で亡くなったと聞かされていた母。加害者を捜し始めた周作は隠された真実に少しずつ近づいていく。家族を怖れる男と、家族を求め続ける男が織りなす、感涙必至の家族小説。巻末は人気マンガ家キリエさんによるマンガエッセイ風解説。読者メーターOF THE YEAR 2018第一位に輝いた傑作が、待望の文庫化。

著者等紹介

額賀澪[ヌカガミオ]
1990年生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。2015年『屋上のウインドノーツ』で松本清張賞、『ヒトリコ』で小学館文庫小説賞を受賞。2016年『タスキメシ』が青少年読書感想文全国コンクール課題図書。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふじさん

104
結婚を控えた松宮周作は、父親から周作名義の通帳を渡される。振込人が誰かを明かすことなく父親は、脳梗塞で昏睡状態に。通帳の事をきっかけに、自分の過去を探り始めて、25年前に起きた傷害致死事件にたどり着く。事件の真実を探る中で、母親を殺した家事手伝いの皆瀬悟の存在を知ることになる。皆瀬悟の人生を調べて行くと彼の殺人者とは思えない人物像が見えて来て、事件の真相に疑問を持つ。そして、周作と悟との出会いで真相が明かになる。ここには、痛いほどの真実の愛が描かれている。自己犠牲の上に成り立つ人の幸せとは?感動の1冊。2023/03/04

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

96
タイトルからはそれがうずらの卵だと想像できるし、読友さん達の「サッポロ一番塩ラーメンが食べたくなる。」なんて感想を見るともっとほのぼのとした話だと思っていた。結婚を前にして父親から突然渡された自分名義の預金通帳。自分の過去に起こった驚愕の事実。家族とはなんだろう?血は繋がっていなくても、ほんの僅か一緒に暮らしただけでも、彼にとっては大切な家族。そしてやっぱり読み終えた後、野菜たっぷりのサッポロ一番塩ラーメンが食べたくなった。(笑)★★★★2022/03/21

mayu

80
野菜たっぷり、ウズラの卵がひとつだけのった塩ラーメン。家族の幸せだった時間を想起させる味。表紙からほんわかしたお話をイメージしていたから重い内容に驚いたが、事件の真実を知りたくてページを次々に繰っていた。隠されていたのは、あまりにも切なく、そして、強い祈りだった。己を犠牲にしても相手の幸せを願うことを愛と呼ぶのなら、こんなにも深い愛に出会うことはなかなかないだろう。血の繋がりはなくても、重ねた時間で、思いやりや優しさや慈しみを寄せ合うことで家族になれる。これは新しい家族の形だ。2022/11/03

dr2006

72
あんかけ焼きそばや中華海鮮丼に密かに入っていて嬉しいウズラの卵を、それがメインの様に大切に食べていた子供の頃を思い出した。主人公の周作は、幼児のころから父子二人の家庭で育ってきたことに負い目を感じることは無かったが、その父が倒れたのをきっかけに、記憶にすら無い母を探すことになる。血を見る剣呑な冒頭を余所に、読むにつれ物語に強く引き込まれた。そして自分にとっての「家族」とは何かを考えた。自らの涙腺の弱体化を差し引いても…いや、素直に感動した。もっと額賀さんの作品を読みたい。読メ2018年第一位もなるほどだ。2024/06/02

のんちゃん

67
28歳の周作は幼子のいる紫織と婚約中。その子との関係に少し悩んでいる。その最中、父が病に倒れ意識不明となる。病の前に周作は父から高額の通帳を渡されていたが、それは何者かが周作に宛てたものだった。それを機に周作は自分の過去を探る。そして判明していく辛い事実と深まる謎。GWに読みたいと思っていた一冊。夢中で初日に読了。帯やチラ見した皆様の感想で煽ってんじゃないの?と思っていたが、帯通りに泣いてしまいました🥹こんな大団円の話、いいじゃないか、ちょっといい人ばかりで現実味が薄くても。2018年の読メ1位納得。2022/04/29

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