出版社内容情報
愛犬家でなくとも感涙必至の物語14編
犬を愛するすべての人に贈る、人と犬との短編集。
交通事故で脚を亡くした犬と、生まれたばかりの赤ちゃんが一緒に成長していく家族の物語。亡くなったおばあさんの「忘れ形見」の犬とおじいさんとの、さみしくも愛情に満ちた日々のお話し。ずっと一人で生きてきた女性が、被災地に取り残された犬と暮らしはじめて知ったこと・・・・・・。収められた14編の物語は、いずれも、筆者がいぬとクラス知人友人を訪ね歩き、丁寧に拾い集めた実際のエピソードを元に紡がれたものです。第1章は、飼い主から愛犬へー。第2章は、愛犬から飼い主へー。それぞれの目線で、両者の間に通い合う心を愛情深く描いています。
寄り添ってくれるあたたかさ、信じてくれるけなげさ、そこにいてくれるだけでいいと思える愛おしさ。出会いや暮らしはさまざまでも、どの子もみんな飼い主にとってかけがえのない大切な家族です。犬を飼った人ならば、きっと、本書の中で何度も胸が熱くなる瞬間に出会うでしょう。
多くの共感と感動を生んだ30万部超えのベストセラーが待望の文庫化です。
【編集担当からのおすすめ情報】
幼少の頃からも含めると。これまで犬を飼うこと3匹。どの子たちにも思い出があり、思い出す度に思い出し笑いしてしまったり、胸が熱くなったり・・・・・・ドラマなどでも犬が登場するとつい感情移入してしまいます。亡くなった子たちもSNSのアイコンにしたり、と結局、いつまでも私の心の中で生き続けているのですね。本書を読んで胸が熱くなり、不覚にも涙をこぼしてしまいました。愛犬家はもちろん、そうでない人も、こんな時代だからこそ感動の涙を流してみませんか。
内容説明
この本に収められているのは、愛犬と飼い主の間に紡がれたかけがえのない物語―。事故で脚を失くした犬と、生まれたばかりの赤ちゃんが一緒に成長していく家族の話。亡くなったおばあさんが遺していった「忘れ形見」の犬とおじいさんとが、寄り添って過ごした6年間の出来事。ずっと一人で生きてきた女性が、被災地に取り残された犬と暮らしはじめて知ったこと…。丹念な取材で拾い集めた実際のエピソードに基づく感動のストーリー。飼い主の視点で綴られた7編と、愛犬の視点で綴られた7編の計14編を収録。犬を愛するすべての人に贈る、感涙必至の短編集。
目次
1 飼い主から愛犬へ―。(リン―うちに来てくれて、本当にありがとう。;ライダー―ずっと僕たちのなかで生きている。;ハナ―あるがままを受け入れること。;サンデー―私は今、ひとりじゃない。;サージャリー―さあ、行こう。 ほか)
2 愛犬から飼い主へ―。(チョコ―もっともっと、泣いていいよ。;もふもふ―助けてくれて、ありがとう。;ハル―春になったら、またお庭に花を。;チビ―よかったね…山本さん。;ユウ―アタシ、忘れない。 ほか)
著者等紹介
山口花[ヤマグチハナ]
1968年、新潟市生まれ。大学卒業後、広告代理店に勤務し、クリエイティブディレクター兼コピーライターとして数多くの広告を手がける。その後、2012年に作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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