小学館文庫<br> 海をゆくイタリア

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小学館文庫
海をゆくイタリア

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094070538
  • NDC分類 293.7
  • Cコード C0195

出版社内容情報

イタリア半島を帆船で巡った宝物のような旅

「かつて古代の戦闘船が、貿易船が、漁船が、旅客船が周遊したように、新緑のすばらしい季節に風に吹かれてイタリア半島を巡る旅に出てみようではありませんか」縁あって美しい木造帆船《ラ・チチャ》号の共同船主になった著者が描く、宝物のような航海日誌。サンレモ、ポルトフィーノ、カプリ、パレルモ、タオルミーナ、ヴェネツィア……イタリア半島を海から巡った初夏から秋にかけての140日間を、旧友らとの親交、食、歴史、自然などのエピソードを交えて豊かに綴る。「舳先が切る波は、金粉を撒き散らすように輝きながら船の両側に跳ねている。そのきらめきのひとつひとつが無数の命の証なのだ」「船は、現在と過去の波間を揺れている。現実に近づきながら、それは実は異次元への旅の始まりでもある」「獲れたてのカジキマグロの稚魚を三枚に下ろし、生のまま塩とオリーブオイル、少々のレモンで和えたウイキョウと小ぶりのトマトのざく切りを合わせて食べた。目の前に広がるのは、海」(本文より)。こんな時代だからこそ海風を浴びる旅に出たくなる一冊。解説は法政大学特任教授の陣内秀信さん。



内容説明

ポルトフィーノ、カプリ、パレルモ、タオルミーナ、ヴェネツィアほか12都市を海から訪問。食べて飲んで星の下で眠った。美しい帆船ラ・チチャ号でイタリア半島を旅した140日間、宝物のような航海日誌。

目次

第1部 イタリア半島西側航路(航海日誌のはじめに;第1航路 サンレモ(リグリア州)~ポルトフィーノ(リグリア州)
第2航路 ポルトフィーノ~エルバ島(トスカーナ州) ほか)
第2部 イタリア半島南部航路(第5航路 カプリ島~エオリエ諸島(シチリア州)
第6航路 パレルモ(シチリア州)~タオルミーナ(シチリア州)
第7航路 タオルミーナ~バーリ(プーリア州) ほか)
第3部 イタリア半島東側航路(第9航路 トレミティ~ペスカーラ(アブルッツォ州)
第10航路 ペスカーラ~ラヴェンナ(エミリア・ロマーニャ州)
第11航路 ラヴェンナ~ヴェネツィア(ヴェネト州) ほか)

著者等紹介

内田洋子[ウチダヨウコ]
1959年神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。通信社ウーノアソシエイツ代表。2011年『ジーノの家 イタリア10景』で日本エッセイスト・クラブ賞、講談社エッセイ賞を受賞。19年ウンベルト・アニエッリ記念ジャーナリスト賞、20年金の籠賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

94
古い木造帆船のオーナーとなった内田さんの6年間にわたる船上生活を男性船長の語りということで書かれた航海日誌の様なものです。何故かということは前文に書かれています。6年間べったりということではなくこの本に収められている12の航路の様子が収められていて楽しくなります。それぞれの寄港する土地などの友人とのやり取りや食事の様子なども読んでいて楽しくなります。日本ではできないのでしょうが、うらやましくなりました。2023/01/22

pohcho

64
イタリアで古い木造帆船の船主となり船上生活を送ったことのある内田さんが、自らの経験と海仲間から聞いた話をまとめたもの。ご本人は登場せず船長シルヴェリオが書いた航海日誌という形をとっている。イタリア半島を巡る12の航路。巻頭の地図で位置を確認しながら読み進める。新鮮な魚貝を使ったスープやスパゲッティがすごく美味しそう。水分補給はワインでする(!)という強者の船長。かつて犬のダルメシアンの毛皮が海図だったという話が興味深かった。蛸のアルフレッドには驚き。のんびりゆったりと旅に出かけた気持ちになれる本。2022/01/25

いーたん

26
イタリアものが好きで、最近、海や船にハマっているため、喜び勇んで手にした一冊。帆船で140日かけてイタリア半島を巡るなんて、夢のよう。船長シルヴェリオの航海日誌には、美しいイタリアの海岸線と、港で隣合わせた船の船長やあちこちにいる陸の友人たちと酌み交わすワインと海の幸陸の幸の数々。イタリアはなんと豊穣で個性的な地域がたくさんあるのだろう!あ〜旅行に行きたい! 航海の終わり近くのヴェネツィアで秋を迎えた船長が呟く、「まだ私に夏は訪れるのだろうか」の1行に目が止まり、自問する。私に夏は訪れていたのだろうか。 2021/11/12

えいなえいな

19
なんとなく紀行文が読みたくて手に取りました。イタリアの海を旅する日々なんて素敵だな、と思います。海にはまったく縁がない人生を送ってきましたが、今でも海沿いの街に住むのは夢ですし、来世は海に関わりたいと考えています。 本作は内田洋子さんが男性である船長の名を借りて航海日誌を書いている体となっています。しかし女性が書いているということが出てしまい、情景や色彩が豊かで、イタリアの美しい風景が目に浮かんできます。その分、船長の力強さなんかは今ひとつとも思いました。本当は内田さん目線の航海日誌が読みたいのですよね。2021/11/10

スプリント

14
イタリアを船で一周し、行く先々の港で旧交を温める旅行記です。 途中から旅に参加する犬のアモス、ネット中毒者のラリ・ネットが良い味を出しています。 ラストも心地良い余韻を与えてくれます。2021/10/20

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