小学館文庫 小学館時代小説文庫<br> 菜種晴れ

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小学館文庫 小学館時代小説文庫
菜種晴れ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 576p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094070026
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

深川に、少女の夢が花開く。

房州勝山の菜種農家の末娘・二三は、黄色い海原のように潮風に揺れる菜の花畑を駆け回って育った。しかし、まだ甘えん坊のわずか五歳にして、江戸深川で親類が営む油問屋の跡取りとして貰い受けられることとなった。そこは良質な菜種油だけを商うことで江戸中に名の通った大店。「家族に迷惑をかけないように」。二三は今にも溢れ出しそうな望郷の念をそのあまりにも小さな胸に押し留め、手習や料理の厳しい修行の日々にも決して弱音を吐かず、他の大店からのからかいにも気丈に振る舞い続けた。持ち前の器量や母親ゆずりの天ぷらの腕前、周囲の温かな支えもあり、やがて深川の誰もが認める跡取りへと逞しく成長してゆく。いよいよ元服を迎えた二三は、怪我の当主に代わり、深川の油問屋の世話人たちが集う江島神社参拝に赴くことに。しかしその夜、寝静まる宿に江戸から来たという雑穀問屋の口から信じ難い知らせが飛び込んできた。「深川の町が、燃えている!」。抗いようもなく降りかかる幾多の苦難、倒れそうになった時にこそ道しるべとなるかけがえのない出会い。自分を信じてひたむきに前を向き続ける少女に光を当てた、涙の江戸人情物語。解説は末國善巳氏。

【編集担当からのおすすめ情報】
農家の末娘が大店の跡取りに!?
波乱に満ちた運命を、数多の出会いが明るく照らす。
直木賞作家による涙の江戸人情物語

内容説明

房州勝山の菜種農家の末娘・二三は、わずか五歳にして深川の油問屋の跡取りとして貰い受けられる。そこは良質な菜種油で江戸中に名の通った大店。二三は望郷の念を小さな胸に押し留めて弱音は吐かず、手習いや料理の厳しい修行を乗り越え跡取りに相応しく成長していく。ところが元服を迎え、当主に代わり江島神社に向かったその夜、寝静まる宿に信じ難い知らせが飛び込んできた。「深川が燃えている!」。幾多の苦難を前に道標となったのはかけがえのない人々との出会い。一人の少女の半生に光を当てた涙の人情物語。より深い感動に向け大幅加筆した新装改訂版。

著者等紹介

山本一力[ヤマモトイチリキ]
1948年、高知県生まれ。様々な職業を経て97年『蒼龍』で第七七回オール讀物新人賞を受賞し作家デビュー。2002年『あかね空』で第一二六回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごいんきょ

10
何年ぶりかで一力さんの作品を読みました。2021/06/26

ゆうこ

8
今まで火消しの話はいくつも読んできた。でも、その火消が活躍する中で命をなくしていく人を読んだことがなかった。菜種農家から菜種油問屋に養女として迎えられた二三。養親からは躾を含めとても大切に育てられるも、15歳にして大きな火災で二親を亡くす。失意の中で立ち直り、実母を迎え結婚を控えた中で地震で母と許婚を亡くす。自分を守り育ててくれた人たちが次々と亡くなっていく中でも、今できることを考え周囲に思いをはせ自分の足で立っていく。幼い頃に実母から教えられた天ぷらと、周囲からの優しさで。とてもいい本に出合いました。2021/11/22

リリパス

5
舞台は、江戸時代。今でいう、千葉県の、房総半島の、農家の次女・二三〔ふみ〕が、主人公。二三は、わずか5歳の時、遠縁にあたる、子供のいない商人夫婦の養女となり、江戸へとやって来ました。それがきっかけで、二三の人生が大きく変わっていく・・・、というお話。面白かったです。2025/03/05

yasu7777

3
★★★☆☆ 渋谷2804-1372021/05/09

Naoko Fukumi Fujita

1
一番好きな作家の文庫本、末國善巳解説によると2008年3月の単行本化とある。2011年3月中央文庫より刊行、この度小学館時代小説文庫として021年4月発行。作家ファンとしてはどちらかというと女性版ジョン・マンとも表現できるように感じた。菜種農家の末娘が縁戚の深川の大店の跡取りとなり、その後数々の困難を乗り越えるお話。ダイナミックで展開もいつものごとく素晴らしく、次を読みたくて読みたくてあっという間に読み切ってしまった。人情のみならず食べ物の表現や動物とのかかわり、期待通りだった。2021/06/20

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