出版社内容情報
金融ミステリ×インテリジェンスの新境地
9・11同時多発テロ、リーマン・ショックほか、世界の激動のたびに、マネーは大暴落した。だが、その裏では事前にドルを売り抜き、有り余る資金を懐にした一部の投資家がいた。一体どうして。
いま再び金融マーケットに異変が起きている――調査に乗り出した英国情報部員スティーブンは、国境を越えるマネー資本主義の源流に、「諜報の天才」と呼ばれた戦前の外交官・杉原千畝の影を見た。ベストセラー『ウルトラ・ダラー』続編。
解説:佐藤優氏(作家)
〈ジャーナリストや政府の分析専門家でも、後知恵で、自分の分析は正しかったと言い張る人がいる。そういう人たちは、相矛盾する分析ペーパーやツイッターでの発言をし、事件が起きてから、過去に自分が書いたもののうち正しかった内容をつなぎあわせて事態を正確に予測していたと言い張る。(中略)こういう手に引っかからないようにするためにも『スギハラ・サバイバル』でほんもののインテリジェンスに触れることが重要だ〉
【編集担当からのおすすめ情報】
著者が自ら解説した「11年目の著者ノート」も収録! 執筆の舞台背景がいま明かされます。
内容説明
ポーランドの古都クラコフでナチスの手から逃れたユダヤ人少年アンドレイと少女ソフィーは、国際都市神戸にて雷児と出会う。三人は意気投合の後、それぞれの事情で海を渡った。それから70年、再び運命は彼らを引き寄せる―。9・11同時多発テロ、リーマン・ショックなど激動に際してマネーは大暴落した。だが、その度に事前にドルを売り抜き、懐を潤す一部の投資家がいた。調査に乗り出した英国情報部員スティーブンは、国境を越える21世紀の資本主義の源流に、戦前の外交官・杉原千畝の影を見た。ベストセラー『ウルトラ・ダラー』続編。
著者等紹介
手嶋龍一[テシマリュウイチ]
作家・外交ジャーナリスト。NHKワシントン支局長として2001年の9・11テロに遭遇し、十一日間の二十四時間連続中継を担当。インテリジェンス小説のほか、ノンフィクション作品も多数発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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