小学館文庫<br> かちがらす―幕末の肥前佐賀

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小学館文庫
かちがらす―幕末の肥前佐賀

  • 植松 三十里【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094068405
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

維新の礎を作った佐賀藩主・鍋島直正の生涯

若くして佐賀藩主となった鍋島直正。財政難に苦しむなか城が火事になるが、それをきっかけに藩の改革を進めた。長崎警備を任されていた佐賀藩は、外国船の進入が増え、中国がアヘン戦争でイギリスに敗れたことに危機感を覚えた。
直正は軍事力で世界に負けないように、最新の大砲や銃、西洋流の船の建造を藩で行うための人材を登用した。耐火煉瓦を作っての反射炉の建設、鉄の鋳造、大砲の製造は、いくつもの難関を乗り越えて成し遂げられた。三重津には、藩独自の海軍学校を設けた。
また、幼い息子の淳一郎にいち早く種痘を受けさせ、普及を促した。
藩主を16歳の直大に譲って隠居した直正は、〈日本を外国列強の属国にしない〉〈幕府側と倒幕派との内乱を回避する〉という思いを、諸大名や公家に伝えていった。最新の軍事力を誇る佐賀藩は、幕府側・倒幕派ともに頼りにされる存在だった。
欧米諸国が開国を迫り、攘夷を叫ぶ諸藩が戦火を交える中、体調を崩しながら、直正は徳川慶喜との会見に臨む。
島津斉彬、井伊直弼、江川坦庵、田中久重、勝海舟、江藤新平、大隈重信……。多士済々の人物と交流し、明治維新の礎を作った鍋島直正を描いた長編小説。

【編集担当からのおすすめ情報】
推薦コメントを、ミュージシャン・俳優の陣内孝則さん、解説を週刊朝日編集委員の村井重俊さんが書かれています。

内容説明

若くして佐賀藩主となった鍋島直正。藩は長崎警備を勤めたが、外国船の侵入が増え、清国が阿片戦争でイギリスに敗れたことに危機感を覚えていた。直正は、日本を欧米列強の属国にさせないために、幅広く人材を登用し、反射炉の建設、鉄製大砲の鋳造、蒸気船の建造といった難事業に、藩を挙げて挑んだ。苦難の末に獲得した軍事力は、幕府側倒幕派双方から恐れられ、求められた。直正は、“幕府側と倒幕派との内乱を回避する”という思いを諸大名や公家に伝えていった。島津斉彬、井伊直弼、江川坦庵をはじめ多士済々の人物と交流し、近代日本の礎を作った名君を描く。

著者等紹介

植松三十里[ウエマツミドリ]
静岡市出身。1977年、東京女子大学史学科卒。出版社勤務などを経て、2003年に『桑港にて』で歴史文学賞。09年に『群青』で新田次郎文学賞、『彫残二人』で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Y.yamabuki

10
幕末の佐賀藩主 鍋島直正を主人公にした作品。日和見、妖怪と言われるが、実は英邁で、先見の明が有り、関わる女性達や家臣達への気配りを忘れない人物として描かれている。いよいよという時迄、幕府にも薩長にも味方しなかったのは、"日本"という大きな括りで考えていたから。内乱に乗じての他国からの侵略を防ぐため、ひたすら軍備の増強に励んだ。日本人の技術の確かさにも信頼を置いていたようだ。また、側近の古川松根との信頼関係は、胸を打つものがある。沁々としたラストだった。テンポの良さでぐいぐいと迫ってくる非常に面白い作品。2021/01/26

yolk

2
時代は、幕末へ向かうその時。主人公は、佐賀藩主 鍋島直正。反射炉の建設、鉄製大砲、蒸気船の建造等、いろんな偉業を指示、やり遂げた。史実に基づく小説。2022/03/03

さるお

1
最近、佐賀県出身の方に色々な出会いが少なくなく、ふとしたことから維新の本を読みたいと感じ手に採る。 先見性は勿論だが、人材を大切にする直正の生き方に感動した。2020/11/29

cybertiger

0
司馬遼太郎さんの「肥前の妖怪」(『酔って候』所収)という短編を読んで鍋島閑叟に興味を持ち、まずは別の作家の本をということで手にした。予想通り司馬さんの描く鍋島閑叟と大分違う。閑叟の人物も、取り巻く人間関係も少し美化されている印象を受けた。一方で女性の作家らしい細やかな感性を感じた。老臣・古川松根が殉死することを閑叟は知っていたのだろうか、知っていたとしたら閑叟ほど開明的な人がなぜ殉死を許したのか。本書は一応の解答を提示している。それが正解かどうかではなく、納得出来るかどうかだろう。私は不覚にも涙した。2021/10/20

ゆきこ

0
☆☆☆☆☆2022/03/01

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