小学館文庫<br> 一等星の恋

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小学館文庫
一等星の恋

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094068108
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

星、天体をテーマに切ない恋愛世界を綴る

★一等星の恋・・・天体観測が趣味の玲史が心を震わせる憧れの彼女。いつも会うのは暗闇の中。顔はわからない。玲史は、二人で交わしたある約束を心待ちにするが……。切なさの中に、ひとさじ恋愛ミステリー要素を加えて。
★星球・・・演劇の脚本家の卵、女子大生の朋子が主人公。劇団演出家の大人の彼に密かに思いを寄せるが、恋敵は多いようで……。ピュアな片想いを、笑いをスパイスに描く。
★The Last Light・・・定年退職後、妻を亡くした老人男性、小泉。新しい妻を見つけようと流行のお見合いパーティーに出かけるのだが。人生最期の、柔らかな恋の予感。
★七夕の旅・・・戦争が引き裂いた家族の絆。その後、75年経ち、孫世代の私たちが見つけた、ある兄弟の真実の愛とは。胸が熱くなる家族愛、絆。
★星を拾う・・・毎日仕事に追われあくせく生きる麻衣子が出会った、星の時間を生きる、不思議な男性。彼が残したものは……。文庫書き下ろし作品です。このほか、笑いあり涙ありの2編も加わった、計7つの物語。
心がキュンとしたり、癒やされたり、ときめいたり、笑ったり。色々な感情を呼び起こしてくれる一冊です。


【編集担当からのおすすめ情報】
夜空に様々な星があるように、人生も様々。恋愛小説といっても、そこにはそれぞれの想いや背負ってきた人生があります。そのすべてを優しいユーモアと共感度高いリアルな描写で描ききった、とても素敵な短編小説集です。
最終話『星を拾う』は、文庫化にあたっての特別書き下ろし作品。
巻末解説は、宇宙飛行士の山崎直子さん。この作品の魅力を天体や宇宙のエピソードを交えて綴ってくださいました。この素晴らしい巻末解説も、要チェックです。


内容説明

天体観測が趣味の玲史が心震わせる憧れの彼女。いつも会うのは暗闇の中で顔はわからない。玲史はある約束を心待ちにするが…。切なさの中に恋愛ミステリ要素を加えた『一等星の恋』。定年退職後、妻を亡くした老人男性がお見合いパーティーで見つけた人生最期の柔らかな恋の予感を描く『The Last Light』。戦後75年が経ち、孫世代の麻衣子が見つけた、祖父兄弟の真実とは。家族愛に胸が熱くなる『七夕の旅』。ほか4編も加わった計7つの物語。癒やされたり、ときめいたり、笑ったり。様々な感情を呼び起こしてくれる一冊です。

著者等紹介

中澤日菜子[ナカザワヒナコ]
1969年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒。2013年『お父さんと伊藤さん』で「第八回小説現代長編新人賞」を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

相田うえお

86
★★★★☆20122【一等星の恋 (中澤 日菜子さん)】①★4:天体観測かぁ。まさか涙腺揺さぶり話だとは思いもせずジ〜ンと②★5:出産話。妊婦のオカンが面白すぎて爆笑!③★3:主人公の女性、コートをパッと脱いだらブラとパンティー!危ない〜④★3:中高年婚活話。婚活会場で自分のアピールと自慢話を取り違えてる人、いるかも⑤★4:専業主婦自立話。何でも屋の『何でも』は、まじ、何でも?⑥★3:祖父、戦時混乱期に封印した心が〜会津若松界隈舞台の深い話⑦★3:他人が庭にテント張って10日間暮らさせてくれって!ニャン!2020/12/06

しゃが

52
既読の『星球』の文庫本、文庫本のお得感は飛行士山崎直子さん巻末解説。ほとんど忘れていたので愉しめた。年齢や環境が違ってもどこかに純な思いを抱いているのだろう。「半月の子」は産科医が高校時代の思いを寄せていた人、コミカルでクスッ感もあり、“母から母親になる”女性だけの喜びを…。「七夕の旅」は70年前に戦争により人生が変えられた兄弟と二人の妻にならなければいけなかった千代子さん、切なかった。が、三人三様に日々の暮らしを営み、それぞれを陰ながら思いやり、課せられた人生を全うしようとする大人の愛が心に残った。2021/01/20

ゆなほし

38
星・天体をテーマに描く、7つの恋愛短編小説集。まず天体観測が趣味の玲史が心震わせる憧れの彼女との交流を描く「一等星の恋」。夜にしか会えない彼女の顔は分からない。彼女の「短い人生のあいだに、たったひとりでもいい、誰かの一等星になれるなんて、すばらしいことじゃないかなあ」という綺羅星のような言葉が印象的。こんな美しい話があると思えば反対に、まるで暗黒星雲の如き「星球」のような屈折した恋の話もある。どの話にもそれぞれの星が散りばめられており、心に優しかったり激しかったり様々な星明かりを灯してくれる。2020/10/07

エドワード

34
恋を星に例える心憎い短編集だ。星を見る会で出会った女性に恋した怜史は「彗星が戻って来れたら、顔を見せてあげる」との賭けをする―「一等星の恋」。妊娠した美咲の主治医はなんと初恋の人だった!「半月の子」。ある劇団に脚本を書いた朋子は、主宰の若槻にほのかな恋心を抱くが、<外の人>の壁を乗り越えられない―「星球」。中でも、孫娘が祖父の戦中戦後の驚くべき青春を知る「七夕の旅」が出色の出来だ。遠い昔に確かにあった若き祖父母の紆余曲折。ほろ苦い余韻が心地よい。それこそ夜空の星のごとく、老若男女、悩みは尽きないものだね。2021/07/16

ぽろん

34
星、天体をテーマにした恋愛短編集。秋の夜長には、お似合いかな。表題作は、どストライクという感じの物語で逆にこそばゆく感じた。里帰り出産の出来事を描いた「半月の子」は、コミカルながらホロリときて、良かったです。解説が宇宙飛行士の山崎直子さんで、インパクトがあった。2020/11/13

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