小学館文庫<br> セイレーンの懴悔

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小学館文庫
セイレーンの懴悔

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094067958
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

マスコミは人の不幸を娯楽にする怪物なのか

葛飾区で女子高生誘拐事件が発生し、不祥事により番組存続の危機にさらされた帝都テレビ「アフタヌーンJAPAN」の里谷太一と朝倉多香美は、起死回生のスクープを狙って奔走する。
しかし、多香美が廃工場で目撃したのは、暴行を受け、無惨にも顔を焼かれた被害者・東良綾香の遺体だった。綾香が”いじめられていた”という証言から浮かび上がる、少年少女のグループ。主犯格と思われる少女は、6年前の小学生連続レイプ事件の犠牲者だった……。
マスコミは、被害者の哀しみを娯楽にし、不幸を拡大再生産する怪物なのか。
多香美が辿り着く、警察が公表できない、法律が裁けない真実とは――
「報道」のタブーに切り込む、怒濤のノンストップ・ミステリ。

【編集担当からのおすすめ情報】
解説は、ジャーナリストの池上彰さん。

内容説明

不祥事で番組存続の危機に陥った帝都テレビ「アフタヌーンJAPAN」。配属二年目の朝倉多香美は、里谷太一と起死回生のスクープを狙う。そんな折、葛飾区で女子高生誘拐事件が発生。被害者は東良綾香、身代金は一億円。報道協定の下、警察を尾行した多香美は廃工場で顔を焼かれた綾香の遺体を目撃する。綾香がいじめられていたという証言で浮かぶ少年少女のグループ。主犯格の少女は小学生レイプ事件の犠牲者だった。マスコミは被害者の不幸を娯楽にする怪物なのか―葛藤の中で多香美が辿り着く衝撃の真実とは。報道のタブーに切り込む緊迫のミステリー。

著者等紹介

中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年岐阜県生まれ。2009年『さよならドビュッシー』で第八回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。同作は映画化されベストセラーとなる。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SJW

127
帝都テレビ社会部2年目の朝倉多香美は先輩の里谷とスクープ狙い、女子高生誘拐事件を追いかけ、様々な情報を入手していく。悲惨な事件の被害者遺族にメディアが群がるという問題に深く切り込む作品で、メディアの現場の辛さや道徳的な逡巡、視聴率とスポンサーからの圧力を受ける様を肌で感じることができた。事件の真相は二転三転して、エンディングはタイトルそのもので感動的だった。「スタート」の宮藤助監督の兄弟の宮藤刑事が登場し、多香美との自作が期待できるのは嬉しい😃⤴️池上彰さんがあとがきを書かれているが、(続く)2021/03/06

H!deking

109
〇〇の〇〇シリーズ(嘘ですそんなのありませんw)久しぶりの中山さん。今回は事件の真相を追うテレビ側の視点の話。まあとにかく読ませます。どんでん返しもさることながら、マスコミと刑事の考え方の違いとか、ところどころハッとさせられます。中山さんの作品てシリーズものとかカメオが多くてどこから手を付ければよいやらわからないこともあるけど、これは単独ストーリーですね。ちょいちょい他の作品の話も出てくるけど知らなくても問題ないレベルでした。2020/09/04

ケイ

108
20分に24回……あてられてはいけない毒……怖いね。なかなかに中山さんだと最後に読んで報われたと思った。しかし、少し鈍臭い若い新米女性が、若い新人の男性なら許されないキャンキャンな文句を言いながらも頑張る―それを塩対応しながらも先輩の男が鍛える―という構図は、そろそろやめにしてくれないかな、とどの作家さんにも言いたい。その反対の構図もあるようでないから、そのパターンも今の時代にはいいんじゃないかしらね。2024/11/28

のり

108
度重なる不祥事で信用ガタ落ちの帝都テレビ。失態を挽回する為にスクープ一本釣を狙った「里谷」と「多香美」だったが…女子高生誘拐事件が殺人事件に発展し、まさかの誤報をうってしまう。冤罪をつくりだした事実に打ちのめされ、さらなる窮地に。二転三転する事件の闇。報道の在り方に警鐘を鳴らす興味深い一冊。刑事の「宮藤」の言葉も凄い重みをもって胸に迫る。2020/10/20

hit4papa

88
問題報道続きで評判を落としてしまったテレビ局。女性報道記者の主人公は、名誉挽回とばかりに、女子高校生リンチ殺人事件の犯人と思しき同級生を追い詰める。各報道機関も、後追いを始めたところ、警察から真犯人逮捕の発表がなされて…。報道の正義を貫かんとし、誤報を出してしまった主人公。彼女が犯人と決めつけた高校生は、自殺未遂を起こしてしまいます。リアルな報道現場が活写される本作品。ことごとく主人公をへこませるイケメン刑事も絡んで、事件は意外な様相を呈します。驚きの結末とはなりません。主人公の成長物語と読むべきですね。2024/09/30

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