出版社内容情報
か弱き女のために振るう剣は立身流の秘剣!
か弱き女を助け、救いようのない悪党を斬って捨てる諸国放浪の旅から、三年ぶりに江戸へと戻ってきた元隠密廻り同心の伊坂八郎兵衛は、干鰯問屋・蝦夷屋利平の警固を請け負った。
事情を訊けば、「蔵を荒らして火を付ける。家人はみなごろしにする」と残忍極まりない百足小僧の一味から狙われているという。
用心棒稼業で糊口を凌いでいたある日、八郎兵衛は偶然、元上役で吟味方与力・田所采女の屋敷前で許嫁だった京香の姿を目にする。
どうにも胸がすっきりせぬうち、雪降る闇夜に紛れて、首魁の陣五郎が蝦夷屋に押し込んできた。
八郎兵衛は見事、立身流の秘剣豪撃で陣五郎を葬り、役目を果たしたのだが、雇い主の利平が行方不明に――。
しかも、かつて煮え湯を飲まされた田所の罠に嵌まり、夜鷹殺しの罪を着せられ、捕縛されてしまう。
拷問蔵で今にも責め殺される直前、思いも寄らぬ人物に救い出された八郎兵衛は、驚愕の事実を耳にする。
なんと、一刀両断したはずの陣五郎が生きているというのだ。
「南町の虎」と盗賊に恐れられ、奉行所の者には煙たがられた八郎兵衛が、巨悪を葬るため、奥州路を北へ向かう。
大反響の剣豪放浪小説、シリーズ第四弾!
内容説明
三年ぶりに江戸へ戻ってきた、元隠密廻り同心の伊坂八郎兵衛。残虐な盗賊百足小僧から狙われているという蝦夷屋利平の警固をしていたある日、元上役で吟味方与力だった田所采女の屋敷門前に立つ京香に目を奪われる。窶れた元許嫁の姿に忸怩たる思いを抱いて数日、蝦夷屋に押し込んできた百足小僧を斬り捨てたが、なぜか利平が行方不明に。しかも田所の奸計により、殺しの罪を着せられ、捕縛までされてしまう。拷問蔵で責め殺される寸前、思いも寄らぬ人物に助けられた八郎兵衛は、驚愕の事実を聞き、一路奥州街道を北へ向かう。絶好調の剣豪放浪記第四弾!
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年、新潟県生まれ。時代・歴史小説作家。将軍家毒味役を務める御膳奉行に材を取った「鬼役」(光文社時代小説文庫)シリーズが大ヒット(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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