出版社内容情報
ヤマト「宅急便の父」が胸に秘めていた思い
2005年6月に亡くなったヤマト運輸元社長・小倉昌男。
「宅急便」の生みの親であり、ビジネス界不朽のロングセラー『小倉昌男 経営学』の著者として知られる名経営者は、現役引退後、私財46億円を投じて「ヤマト福祉財団」を創設、障害者福祉に晩年を捧げた。しかし、なぜ多額の私財を投じたのか、その理由は何も語られていなかった。取材を進めると、小倉は現役時代から「ある問題」で葛藤を抱え、それが福祉事業に乗り出した背景にあったことがわかってきた――。
著者は丹念な取材で、これまで全く描かれてこなかった伝説の経営者の人物像に迫った。驚きのラストまで、息をつかせない展開。
第22回小学館ノンフィクション大賞で、賞の歴史上初めて選考委員全員が満点をつけて大賞を受賞。
2017年には、第48回大宅壮一ノンフィクション賞、ビジネス書大賞2017審査員特別賞に選ばれたトリプル受賞作。待望の文庫化。
内容説明
二〇〇五年六月に亡くなったヤマト運輸元社長・小倉昌男。「宅急便」の生みの親であり、ビジネス界不朽のロングセラー『小倉昌男 経営学』の著者として知られる名経営者は、現役引退後、私財46億円を投じて「ヤマト福祉財団」を創設、障害者福祉に晩年を捧げた。しかし、なぜ多額の私財を投じたのか、その理由は何も語られていなかった。取材を進めると、小倉は現役時代から「ある問題」で葛藤を抱え、それが福祉事業に乗り出した背景にあったことがわかってきた―。驚きのラストまで息をつかせない展開で、伝説の経営者の知られざる素顔に迫る。第48回大宅壮一ノンフィクション賞、ビジネス書大賞2017審査員特別賞、第22回小学館ノンフィクション大賞、トリプル受賞作待望の文庫化。
目次
序章 名経営者の「謎」
第1章 私財すべてを投じて
第2章 経営と信仰
第3章 事業の成功、家庭の敗北
第4章 妻の死
第5章 孤独の日々
第6章 土曜日の女性
第7章 子どもは語る
第8章 最期の日々
著者等紹介
森健[モリケン]
1968年、東京都生まれ。ジャーナリスト。92年に早稲田大学法学部卒業。2012年、『「つなみ」の子どもたち』『つなみ 被災地のこども80人の作文集』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。『小倉昌男 祈りと経営―ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの』で小学館ノンフィクション大賞、ビジネス書大賞審査員特別賞、大宅壮一ノンフィクション賞をトリプル受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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