小学館文庫<br> 小倉昌男 祈りと経営―ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの

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小学館文庫
小倉昌男 祈りと経営―ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの

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  • サイズ 文庫判/ページ数 314p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094067163
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

ヤマト「宅急便の父」が胸に秘めていた思い

2005年6月に亡くなったヤマト運輸元社長・小倉昌男。

「宅急便」の生みの親であり、ビジネス界不朽のロングセラー『小倉昌男 経営学』の著者として知られる名経営者は、現役引退後、私財46億円を投じて「ヤマト福祉財団」を創設、障害者福祉に晩年を捧げた。しかし、なぜ多額の私財を投じたのか、その理由は何も語られていなかった。取材を進めると、小倉は現役時代から「ある問題」で葛藤を抱え、それが福祉事業に乗り出した背景にあったことがわかってきた――。

著者は丹念な取材で、これまで全く描かれてこなかった伝説の経営者の人物像に迫った。驚きのラストまで、息をつかせない展開。

第22回小学館ノンフィクション大賞で、賞の歴史上初めて選考委員全員が満点をつけて大賞を受賞。

2017年には、第48回大宅壮一ノンフィクション賞、ビジネス書大賞2017審査員特別賞に選ばれたトリプル受賞作。待望の文庫化。

内容説明

二〇〇五年六月に亡くなったヤマト運輸元社長・小倉昌男。「宅急便」の生みの親であり、ビジネス界不朽のロングセラー『小倉昌男 経営学』の著者として知られる名経営者は、現役引退後、私財46億円を投じて「ヤマト福祉財団」を創設、障害者福祉に晩年を捧げた。しかし、なぜ多額の私財を投じたのか、その理由は何も語られていなかった。取材を進めると、小倉は現役時代から「ある問題」で葛藤を抱え、それが福祉事業に乗り出した背景にあったことがわかってきた―。驚きのラストまで息をつかせない展開で、伝説の経営者の知られざる素顔に迫る。第48回大宅壮一ノンフィクション賞、ビジネス書大賞2017審査員特別賞、第22回小学館ノンフィクション大賞、トリプル受賞作待望の文庫化。

目次

序章 名経営者の「謎」
第1章 私財すべてを投じて
第2章 経営と信仰
第3章 事業の成功、家庭の敗北
第4章 妻の死
第5章 孤独の日々
第6章 土曜日の女性
第7章 子どもは語る
第8章 最期の日々

著者等紹介

森健[モリケン]
1968年、東京都生まれ。ジャーナリスト。92年に早稲田大学法学部卒業。2012年、『「つなみ」の子どもたち』『つなみ 被災地のこども80人の作文集』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。『小倉昌男 祈りと経営―ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの』で小学館ノンフィクション大賞、ビジネス書大賞審査員特別賞、大宅壮一ノンフィクション賞をトリプル受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きょちょ

22
クロネコヤマトの宅急便の創始者で名経営者の一人と言われる小倉昌男。 彼はなぜ宗派を変えたのか、なぜ福祉財団を創設したのか、そういったことをサスペンス調に綴っていく。 しかし、その原因が妻や娘の精神的病理からだと解き明かされても、彼に同情はするものの、それ以上のものは感じてこない。 ノンフィクション大賞の作品だが、彼のプライベートを暴露したようにも感じられて(何もこんなこと書かなくても良いだろうと)しっくりこなかった。 ★2024/01/31

あまね

22
数年前に単行本で読んでとても面白かったので、文庫版を見つけたのを機に購入しました。再読してまず思ったのが、コロナ禍のこの三年余りの時間がそうさせたのか、今回は一時代前の話のように感じてしまいました。読む時期と状況によって、同じ本でも違った印象になることを改めて感じました。それでも、福祉の道に進んでいく小倉氏の不器用で繊細な家庭人の姿、信仰の道、福祉と経営を掛け合わせる力には感服します。また、社会のインフラに欠かせない宅急便のシステムを作ってくれた小倉氏に敬意を表するとともに感謝も致しました。2023/01/12

スプリント

7
経営の部分ではなく小倉昌男氏の生き方をクローズアップした内容でした。2019/12/30

多分マグマグ

3
うーん、何か刺さらなかった2024/03/12

夏野菜

3
宅急便の生みの親であるヤマト運輸の元社長・小倉昌男さんの私生活を死後、ノンフィクションとして暴いた本。人の苦悩に気づき、作品としてまとめ、賞も取ったとのこと。読んでて引き寄せられる。著者は作家として素晴らしい力を持っていると思う。だけど、読み進めるのが時々辛くなる。なぜだか、後半特に、好きになれなかった。以前読んだ、小倉昌男さん自身が書いた経営学という本は大好きだ。そちらの方はまたいつか読み直したい。2020/04/27

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