出版社内容情報
巨悪を挫き、鬼畜を片づける一騎当千の剣!
諸国遊行に生きる、元南町奉行所の隠密廻り同心・伊坂八郎兵衛は、半年ほど厄介になった名主・京屋忠右衛門とともに、越後出雲崎代官所へ足を踏み入れた。忠右衛門が世話を焼く新任代官の榊原兵庫が、重罪人を一刻も早く佐渡送りにしろとうるさいので、八郎兵衛に手伝ってほしいと頭を下げたのだ。なんでも、懸念の重罪人は、代官所に射られた矢文によれば、日本一の盗賊・霞の丑松という。公儀が捕縛に執念を燃やしているだけに、扱いひとつ誤れば己の首が飛ぶ――怖気づいた榊原は、まずは丑松本人かどうか、悪人どもから「南町の虎」と恐れられた八郎兵衛の目で確かめてくれと、金まで出す始末。渋々拷問蔵へと向かった八郎兵衛は、丑松らしき男を目にした途端、直感が働いた。腹に一物を抱えて数日。出雲崎を離れ、小千谷の木賃宿で足を止めた八郎兵衛に、泣きぼくろのある女が近づく。嘘か真か、女は丑松の情婦・おきくと名乗り、丑松殺しを引き受けてくれと妖しげに微笑んだ。首に賞金が懸けられながらも、次々に襲いかかる刺客たちを返り討ちにする八郎兵衛。だが、中山道板橋で思いも寄らぬ〈七曲がりの罠〉が仕掛けられていた!? 大反響の剣豪放浪小説、シリーズ第三弾!
【編集担当からのおすすめ情報】
日本最悪の盗賊
意表を突く黒幕
会心のシリーズ大重版!
妖しげな首魁の女…依頼は嘘か真か?
ふたりの行く手をはばむ大嵐と濁流!
内容説明
日本一の盗賊霞の丑松か否かを見極めてほしいと、越後出雲崎の代官に頼まれた伊坂八郎兵衛。拷問蔵へと渋々向かったが、縄で繋がれた男を目にした途端、勘が働いた。素知らぬ顔で数日―。出雲崎から離れ、小千谷で宿を取った八郎兵衛に、泣きぼくろのある女が近づいてきた。嘘か真か、女は丑松の情婦おきくと名乗り、丑松殺しを引き受けてくれとまで言う…。賞金首となりながらも、次々に襲いかかる刺客たちを返り討ちにする八郎兵衛。しかし、中山道板橋宿で思いも寄らぬ“七曲がりの罠”が仕掛けられていた!?悪党を薙ぎ倒す、大反響の剣豪放浪記第三弾!
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年、新潟県生まれ。花鳥風月、義理人情を妙味溢れる筆致で描く、実力派の時代・歴史小説作家。2012年、将軍家毒味役を務める御膳奉行に材を取った「鬼役」(光文社時代小説文庫)シリーズが大ヒット、リイド社でコミックも刊行中。人気シリーズが多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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