出版社内容情報
大ベストセラー作家の最新青春小説!
いつの間に、ぼくらの目は曇っていくのだろう?
会えなくなるとわかっていても、ぼくは君を守りたかった‥‥。
その日、映画の脚本家になることを夢見ていたぼく(佐々時郎/ジロ)は、駅前通りの本屋さんで『ハリウッドで脚本家になるための近道マップ』という名前の翻訳本を立ち読みしていた。
600ページもある高価な本だったから、夏休みに入った最初の日から毎日店に通って、少しずつ全ページを読破する計画だった。
その日も本に没頭していると、急に肩を叩かれ、ぼくは飛び上がった。
(本屋の親父さんについに見つかった!)
恐る恐る振り返ると、そこに彼女がいた。
南川桃(モモ)。
同じクラスにいたけど、一度も口をきいたことがない女の子。
女子のヒエラルキーでも頂点にいるのが当たり前のようなその子が、そのあとぼくに頼んできたのは、伝記を書くことだった。
「伝記? 誰の?」
「わたしの」と、彼女は言った。
『いま、会いにゆきます』『恋愛寫眞 もうひとつの物語』『そのときは彼によろしく』『こんなにも優しい、世界の終わりかた』――
累計258万部に達する市川拓司×小学館の大ベストセラー小説群に加わった新たな傑作です!
内容説明
映画の脚本家になることを夢見ていたぼくは、駅前通りの本屋さんで『ハリウッドで脚本家になるための近道マップ』を立ち読みしていた。本に没頭していると、急に肩を叩かれ、ぼくは飛び上がった。恐る恐る振り返ると、そこにいたのは同じクラスなのに一度も口をきいたことのない女の子だった。女子のヒエラルキーでも頂点にいるその子がぼくに頼んできたのは、伝記を書くことだった。「伝記?誰の?」「わたしの」と彼女は言った。『いま、会いにゆきます』以来、4作累計255万部を超える市川拓司×小学館作品に新たに加わる清新な青春長編。
著者等紹介
市川拓司[イチカワタクジ]
1962年、東京都出身。2002年『Separation』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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