出版社内容情報
死神執事と顔だけ探偵の謎ときファンタジー
役者くずれの猪目空我は、かつてスタイリッシュな探偵役で人気を博した美形男子。とくに探偵としての能力があるわけではないが、とある事情で俳優業を廃業した今、ほかにやれることもないので、見た目重視の雰囲気探偵事務所を開業することにした。そこで格安賃料で借りたのは、とある古い屋敷の一角。ちなみにこの屋敷の住人は謎めいた年若いお嬢様と、彼女のお世話をする美しい執事のみ。ここに怪しさ爆発の大家と店子が誕生した。
一方、お屋敷のお嬢様に仕える執事にも秘密があった。それは彼の正体が死神だということ。その特殊能力としては、まずはひとの寿命が見え、さらに幽霊の姿を見ることもでき、たとえば死にゆく人に願われた場合、三回だけ「カーテンコール」と呼ばれる延命に応じることができる。彼は仕事だけが生きがいの自称エリート死神なのだが、過去の仕事での唯一の汚点を払拭するため、執事姿で人間界に留まっているらしい。
三者三様、それぞれの利害が一致して、なし崩し的に空我と死神は心霊がらみの依頼を解決することになるのだが……。
エリート死神執事×スタイルのみのハリボテ探偵が贈る、人生最後の謎ときやりなおしファンタジー!
内容説明
猪目空我は、かつて少年探偵役で人気を博した子役くずれのイケメン。とくに技能があるわけではないが、過去の栄光を活用し外見重視の雰囲気探偵事務所を開くことに。早速、格安賃料で借りたのは古い屋敷の一角のうえ、他の住人は謎めいたお嬢さまと美しい執事のみ。ここに怪しさ爆発の大家と店子が誕生した。一方、屋敷の執事にも秘密があった。それは彼の正体が死神で、死にゆく者に乞われた場合“カーテンコール”で三回だけ、彼らをこの世に呼び戻せるというもので…。エリート死神執事とハリボテ探偵が贈る人生最後の“やりなおし”ファンタジー!
著者等紹介
栗原ちひろ[クリハラチヒロ]
第三回角川ビーンズ小説大賞優秀賞を受賞、2005年に文庫デビュー。少女小説を中心にファンタジー小説を数多く執筆。2014年より、ライト文芸ジャンルで現代日本を舞台にしたオカルト、冒険、幻想などの作品を手がける。その他、児童文学の翻案など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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