小学館文庫 マンガ古典文学<br> 古事記〈下〉

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小学館文庫 マンガ古典文学
古事記〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094066371
  • NDC分類 913.2
  • Cコード C0179

出版社内容情報

マンガで読む。巨匠で読む「古事記」

現代では「古事記」を「こじき」と読むのが一般的ですが、本書では「やまとことば」の「ふることふみ」と読んでいただきたいと思いました。日本には民族の言語として「やまとことば」がありました。漢字の輸入により「やまとことば」に漢字の音をあてる「あて字表記」も使われましたし「音よみ」も使われるようになりました。 しかし……古代より伝えられた「神話」は「やまとことば」で語られたはずです。
古事記に登場する固有名詞がみな「やまとことば」で読まれるのにタイトルだけが外来語発音というのはどうにも納得がいかなかった……からです。
江戸時代の学者 本居宣長は35年の月日をかけて「古事記」の注釈書である「古事記伝」全44巻をまとめました。本居宣長は「ふることふみのつたえ」と発音していたといわれています。
古事記に描かれている事柄や人物などについては古来よりさまざまな解釈がなされています。「これは事実ではない」「この人物は実在しない」など色々な見方や考え方があります。また数多くの解釈、解説書もあります。
私は、今回この作品を描くにあたって「物語としての古事記」のつもりで描きました。ですから「学問としての解釈」と必ずしも一致していない部分があることをご理解ください。
これをきっかけに「古事記」そのもの、また「解釈」に興味をもってくださる読者がふえることを願っています。里中満智子(本文より)


【編集担当からのおすすめ情報】
現代では「古事記」を「こじき」と読むのが一般的ですが、本書では「やまとことば」の「ふることふみ」と読んでいただきたいと思いました。日本には民族の言語として「やまとことば」がありました。漢字の輸入により「やまとことば」に漢字の音をあてる「あて字表記」も使われましたし「音よみ」も使われるようになりました。 しかし……古代より伝えられた「神話」は「やまとことば」で語られたはずです。
古事記に登場する固有名詞がみな「やまとことば」で読まれるのにタイトルだけが外来語発音というのはどうにも納得がいかなかった……からです。
江戸時代の学者 本居宣長は35年の月日をかけて「古事記」の注釈書である「古事記伝」全44巻をまとめました。本居宣長は「ふることふみのつたえ」と発音していたといわれています。
古事記に描かれている事柄や人物などについては古来よりさまざまな解釈がなされています。「これは事実ではない」「この人物は実在しない」など色々な見方や考え方があります。また数多くの解釈、解説書もあります。
私は、今回この作品を描くにあたって「物語としての古事記」のつもりで描きました。
ですから「学問としての解釈」と必ずしも一致していない部分があることをご理解ください。
これをきっかけに「古事記」そのもの、また「解釈」に興味をもってくださる読者がふえることを願っています。里中満智子(本文より)

内容説明

712年(奈良時代)に成立した歴史書。三巻からなる。天武朝に企画され、天武天皇の命で稗田阿礼が誦習(文字化された資料の読み方を習い覚えること)した帝紀(天皇の系譜・皇位継承の次第を柱とする天皇記)と旧辞(古伝承)を、元明天皇の命を受けた太安萬侶が撰録したもの。

目次

中巻(三輪山の大物主神;沙本毘売;本牟智和気御子;小碓命;出雲建;倭建命;草薙剣;弟橘日売;倭建命の帰還;息長帯日売;大雀命)
下巻(皇后石之日売;皇位継承;歴史への道;歴代天皇系図;地図;古事記あれこれ 阿刀田高;参考文献)

著者等紹介

里中満智子[サトナカマチコ]
1948年大阪市生まれ。1964年高校在学時に『ピアの肖像』で第1回講談社新人漫画賞を受賞。その後、プロ活動に入る。1997年全集「マンガ日本の古典」の『心中天網島』で第一回文化庁メディア芸術祭漫画部門大賞受賞。2006年に全作品及び文化活動に対し文部科学大臣賞受賞。2010年文化庁長官表彰受賞。2013年度『マンガ古典文学/古事記』で古事記出版大賞太安万侶賞受賞。2014年外務大臣表彰受賞。2018年文化庁創立50周年記念表彰受賞。日本漫画家協会理事長/マンガジャパン代表/アジアマンガサミット運営本部代表/デジタルマンガ協会会長/大阪芸術大学キャラクター造形学科教授学科長など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たまきら

36
驚くほど娘がはまりました。しかも今まで読んだ古事記の中で一番面白かったとのこと。その理由は綿密なリサーチによる忠実な描写、そこが納得いかなかった場合の彼女の美意識が活かされた表現にあると思いました。ちなみに彼女はタイトルを民族の言葉であったやまとことば「ふることふみ」と読んでほしい、と本居宣長を例に出してリクエストしています。…出版社には表紙にフリガナをふるか、逆に漢字を小さく書くかしてほしかったなあ…と感じました。面白かった!2022/11/01

あまね

21
里中先生が描くと、古事記もスッと心に入る物語になります。下巻は血生臭い皇位継承が続きますが、仲哀天皇、応神天皇、神功皇后、仁徳天皇、武内宿禰等々、関係性が整理できてよかったです。2019/05/10

マダムぷるる

14
初めて古事記を読みました。何も知らなかったな〜というのが率直な気持ちです。天叢雲剣がなぜ草薙の剣なのか、何度か聞いたはずなのに今回初めて納得できたように思います。地名と古事記の関係も面白かったし興味深く読みました。ヤマトタケルノミコトのキャラも他の神様たち、統治者たちのキャラも想像と違ってました。古事記の導入としては良かった。次は文章で読んでみようと思います。古事記の登場人物(神様)と時代を結びつけることにとても助けになった作品でした。読んでよかった。近い内にまた読んでみようと思います。2024/09/01

とみやん📖

10
里中先生の絵がキレイで、みんな美しいので、気持ち良く読み進められる。 史記と同様、後継者や権力争いが絶えないのは、日本の歴史も同じだが、スケールが全く違うのが良くわかった。下巻は拍子抜けする位あっさり終わり、中巻のヤマトタケルの東征が中心的な内容。熱田神宮に草薙の剣が奉納されていることを初めて知りました。 それと意外だったのは、天皇の治めている宮があるところが都、ということで、九州筑紫にも宮があった時期があるということ。 中央集権の近代国家とは大違いな印象を受けた。2022/07/30

れいまん

6
下巻も期待通り。後半は、人の物語だけど、半分は神様扱いで、古事記編纂当日が忍ばれる。 日本書紀と比べて読むと良いので今後読もうと思いました。2021/10/26

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