小学館文庫<br> 霧(ウラル)

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小学館文庫
霧(ウラル)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094065787
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

女の人生は、惚れた男で決まる。

北海道最東端・根室は、国境の町である。戦前からこの町を動かし、人格者として知られる河之辺水産の社長には、三人の娘がいた。
長女智鶴は政界を目指す大旗運輸の御曹司に嫁ぎ、次女珠生は料亭「喜楽楼」の芸者を経て相羽組組長の妻となり、三女早苗は金貸しの杉原家の次男を養子にして実家の家業を継ぐことになっている。
昭和四十一年の国政選挙で、智鶴の夫・大旗善司は、北方領土の早期返還を公約に掲げ、初当選を果たした。選挙戦を支えたのは、珠生の夫である相羽重之が海峡でロシアとせめぎ合いながらかき集めた汚れ金だった。三姉妹はそれぞれの愛を貫き、男たちの屍を越え生きてゆく。
直木賞作家が贈る波瀾万丈エンタメ!


【編集担当からのおすすめ情報】
桜木版「宗家の三姉妹」!
北海道・根室海峡。三姉妹の愛と憎しみの華が咲く。

桜木 紫乃[サクラギ シノ]
著・文・その他

内容説明

北海道最東端・根室は、国境の町である。戦前からこの町を動かしてきた河之辺水産の社長には、三人の娘がいた。長女智鶴は国政を目指す大旗運輸の御曹司に嫁ぎ、次女珠生は芸者を経て相羽組組長の妻となり、三女早苗は金貸しの杉原家の次男を養子にして実家を継ぐことになっている。にわかに解散風が吹いた総選挙で、智鶴の夫・大旗善司は、北方領土の早期返還を公約に掲げ、初当選を果たした。選挙戦を支えたのは、珠生の夫・相羽重之が海峡でかき集めた汚れ金だった。三姉妹はそれぞれの愛を貫き、男の屍を越え生きてゆく。直木賞作家が贈る波瀾万丈エンタメ!

著者等紹介

桜木紫乃[サクラギシノ]
1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で第八二回オール讀物新人賞を受賞。13年『ホテルローヤル』で第一四九回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おかむー

84
ゴッドファーザーか極道の妻たちか華麗なる一族か、北方四島を臨む戦後の根室を舞台にした群像劇も桜木紫乃の筆が描けばこうなるものか。『よくできました』。一代で財をなした家に生まれた三姉妹の姉は政治家に嫁ぎ、末娘は家に残り、町の裏を仕切るヤクザの妻となった次女・珠生の視点から描かれる物語。あくまで珠生の視界に映るものだけが描かれるため群像劇でありながら姉・妹との確執と夫への複雑な情を軸とした“女の物語”となっている。それでいて湿度の高くなるはずの物語に乾いた潔さを漂わせるいかにもな桜木作品でなんだか嬉しくなる。2019/01/06

アッシュ姉

78
昭和三十年代後半から四十年代初頭にかけての北海道根室が舞台。名家に生まれた次女の目線で紡がれていく。地元産業を支える有力者の三姉妹は好むと好まざるによらず、金と権力を巡る争いに関わることとなる。家柄を越えようとするもの、断ち切ろうとするもの、守らざるをえないもの。結婚相手を選ぶ基準もまた然り。逃れられない宿命に腹を括った女の強さと哀しさが切なく響く。私にはできない生き方、計り知れない心情、だからこそ桜木作品に惹かれるのだと思う。第一幕ともいえる終わり方で続編を期待したい。2018/12/14

チョコ

69
北海道の実業家の娘達三姉妹の話。ヤクザの話、全然好きじゃないと思いつつ、どうなるか気になって読了。好きな人は好きなんだろうな。2021/06/22

佐島楓

64
桜木さん新境地作。心情として浮ついたところのない、筋の通った恋愛小説。しかも、ひどく悲しい。2018/11/15

かぷち

49
昭和30年代〜の北海道根室を舞台にした三姉妹の物語。どちらかというと淡い描写なのにズシンと心に響く。情が深い文章とでも言えばよいのか、静謐の中に迫力も感じる。政治と金その他もろもろが絡むキナ臭い展開なのだが、焦点は次女珠生の内面に終始当てられ当然彼女に感情移入する。芯のある女性の強さがひしひしと伝わってくる。桜木紫乃さん初読み。続いて何冊か読んでみよう。2023/05/27

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