小学館文庫<br> ここ過ぎて―白秋と三人の妻

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小学館文庫
ここ過ぎて―白秋と三人の妻

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  • サイズ 文庫判/ページ数 708p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094065756
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

北原白秋をめぐる三人の妻を描いた長編小説

国民的詩人・北原白秋が没して四年後の一九四六年暮れ、大分県香々地の座敷牢で一人の女性がひっそりと息を引き取った。歌人であり詩人であったその才女の名は江口章子。白秋の二番目の妻でもあった。詩集『邪宗門』をはじめ、数多くの詩歌を残し、膨大な数の童謡や校歌などの作詞も手掛ける一方で、姦通罪による逮捕など様々なスキャンダルにまみれた稀代の天才の陰には、俊子、章子、菊子という三人の妻の存在があった。丹念な取材を元に瀬戸内寂聴が一九八四年に発表した渾身の長編小説に著者の書き下ろし「あとがき」を収録。白秋の生涯を描いた2019年1月11日公開の映画『この道』の原点。

瀬戸内 寂聴[セトウチ ジャクチョウ]
著・文・その他

内容説明

国民的詩人・北原白秋が没して四年後の一九四六年暮れ、大分県香々地の土蔵で一人の女性がひっそりと息を引き取った。歌人であり詩人であったその才女の名は江口章子。白秋の二番目の妻でもあった。詩集『邪宗門』をはじめ、数多くの詩歌を残し、膨大な数の童謡や校歌などの作詞も手掛ける一方で、姦通罪による逮捕など様々なスキャンダルにまみれた稀代の天才の陰には、俊子、章子、菊子という三人の妻の存在があった。丹念な取材を元に瀬戸内寂聴が一九八四年に発表した渾身の長編小説に「あと書」を収録。白秋の生涯を描いた二〇一九年公開映画『この道』の原点。

著者等紹介

瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年、徳島生まれ。東京女子大学卒。1957年「女子大生・曲愛玲(チュイアイリン)」で新潮社同人雑誌賞受賞。1961年『田村俊子』で田村俊子賞、1963年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。1973年、平泉中尊寺で得度。法名寂聴(旧名・晴美)。京都嵯峨野に「寂庵」を構える。『花に問え』で谷崎潤一郎賞、『白道』で芸術選奨、『場所』で野間文芸賞、『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。著書多数。2006年、文化勲章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Nazolove

22
とても熱量、取材量、資料のすごさを感じる本であった。 ただ自分自身北原白秋をよく知らないのと、もとの小説この道を読んだことないなかで読んでしまったのでちょっと感情移入出来なかった。 なのでまたこの道を読んでから読み直すのもいいんじゃないかと思うけど、ちょっとページ量がぱないのでなかなか読めないかもしれない(笑) この道を読んでからいつか読もうと思った。2019/01/19

サルビア

21
700ページもあるこの本を貸し出し期間中に読めるだろうか、と思っていたがやっと読み終わった。北原白秋は、生涯で3人の妻を娶った。一人目の妻は、隣家に住む人妻で、俊子という。美貌の人妻と白秋は、俊子の夫からの訴えで姦通罪で二人とも牢獄に入れられる。その後、離婚した俊子とは、1年しか結婚生活が続かなかった。二人目の妻、章子との結婚生活も、1年で終わりを告げる。そして三人目の妻は見合いであった。この妻、菊子は聡明で、気配りも出来て、白秋を支えていた。2019/05/28

ラスカル

10
高校生の頃、白秋の短歌に出会って姦通罪で投獄されたということを知り、見直したというか興味ある詩人ではあった。姦通罪の相手の俊子、二番目の妻章子を経て三番目の妻菊子とは子どももできて安定した結婚生活を送ることになる。章子の生涯も紆余曲折あり多くのページを割いてある。谷崎潤一郎と佐藤春夫の関係とか白秋のまわりの人物が登場して興味深かった。大正という時代は結構おもしろいですね。2019/01/18

えっちゃん

3
歌人・北原白秋の三人の妻の話。 この秋に映画「この道」が公開されるとのことで、すでに発表された作品にあと書を追加したもの。 やはり文を書く人は恋多きというか… 最初の妻俊子は人妻であったゆえに、姦通罪で逮捕されたり、次の妻章子は他の男性に心寄せ別れることになったり… 有名な柳原白蓮や谷崎潤一郎と佐藤春夫の話も加えて、寂聴さんらしく男と女の話をまとめてあります。 2019/06/17

yasumiha

2
巻末の資料をみても、読んでみても瀬戸内寂聴氏の取材力、執筆力に圧倒された作品。北原白秋は温和な性格と思っていたが、若い頃は自尊心が強く、激昂型であった事が以外であった。三人の妻はそれぞれ個性が異なるが、二番目の章子の衝動的で突発的な落ち着かない身の処し方は、白秋たちも持て余し、突き放したのもやむを得ないが、最後は寂しく哀しい限りであった。2021/08/08

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