小学館文庫<br> 漂流怪人・きだみのる

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小学館文庫
漂流怪人・きだみのる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094065589
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0193

出版社内容情報

青年嵐山が出会った破天荒学者の痛快評伝

きだみのるはファーブル『昆虫記』の訳者で、戦後『モロッコ紀行』を書いた無頼派の社会学者である。雑誌『世界』に連載した『気違い部落周遊紀行』はベストセラーになり、渋谷実監督、淡島千景主演で映画になり大ヒット。嵐山は、『太陽』(平凡社)の編集部員であった28歳のとき、75歳のきだみのると謎の少女ミミくんと一緒に取材で各地をまわった。きだ怪人の破天荒な行状に隠された謎とは何か。新聞各紙、雑誌書評で絶賛の嵐の痛快評伝。



嵐山 光三郎[アラシヤマ コウザブロウ]
著・文・その他

内容説明

きだみのるはファーブルの『昆虫記』を訳し、戦中『モロッコ紀行』を書いたブライ派の学者である。雑誌「世界」に連載した『気違い部落周游紀行』は大ベストセラーとなった。嵐山は雑誌「太陽」の編集部員だった28歳のとき、77歳のきだみのると、謎の少女ミミくん(7歳)と一緒に取材で日本各地をまわった。フランス趣味と知識人への嫌悪。反国家、反警察、反左翼、反文壇で女好き。果てることのない食い意地。人間のさまざまな欲望がからみあった冒険者。きだ怪人のハテンコウな行状に隠された謎とは何か?平松洋子・南伸坊・松山巖の三氏による解説を特別収録。

目次

1 一枚の写真
2 豚アバラ肉の宴会
3 天より降りたった料理人
4 きだドンはアナキストか
5 どっちが親だかわからない
6 人間は最悪の猛獣である
7 七十七歳のきだドン、大船渡へ
8 ミミくんの入学
9 『子育てごっこ』とその後

著者等紹介

嵐山光三郎[アラシヤマコウザブロウ]
1942年静岡県生まれ。國學院大學卒業後、平凡社に入社。「別冊太陽」「太陽」編集長を歴任後、独立。88年『素人庖丁記』で講談社エッセイ賞、00年『芭蕉の誘惑』でJTB紀行文学大賞、06年『悪党芭蕉』で泉鏡花文学賞と読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

たぬ

21
☆4.5 身長175。頭脳明晰。トライリンガル。68歳で人妻と作ったボクっ娘を連れ各地を放浪。居候先をゴミ屋敷にして嫌われる。洗面器で料理作成。八王子市議会選に最下位落選。甘粕大尉と知り合い、三島由紀夫とも面識あり…全然知らない人だったけどきだみのる(1895-1975)、濃すぎる。嵐山氏の筆力が高いから余計に面白い。ただ最終章は重苦しかった。直木賞受賞作とは言えど三好京三の『子育てごっこ』は今は読む気にならないや。きだみのる本人の著作はものすごく読みたいけど。2023/02/12

らっそ

8
自分の周りに きだみのる がいると困るけど、氏のような人が(批判されても)存在できた時代と、便利だけど融通の利かな現代は、どっちが良いんだろうか?二択だったら、いまの方が良いのかな。嵐山光三郎の漂流怪人と混沌とした時代への愛が溢れていた。 備忘録:「自由の代償は死ぬことなんだよ」とミミ君に教えた2018/11/23

まると

4
本当の自由人というのはこういう人のことを言うのでしょう。自ら実践して考えたところから時折出てくるアフォリズムに、深いものを感じる。大杉栄や甘粕正彦などの話もリアルタイムに出てきて、それがそれほど遠くない時代の話なのだと実感する。終盤のミミくんの数奇な後日談が、本に「しまりの良さ」を与えていて読後感が心地よい。きだみのるの「気違い部落周遊紀行」もいつか入手して読んでみたいと思う。2018/11/24

ユ-スケ

3
なにかの書評で読み、手に取る ”漂流怪人”というタイトルだけで気になるが、その実際はやはり怪人も怪人 ひと昔前にはこういった傑物が世の中にいたのだと痛感(いや、知らないだけでいまもいるのか?) 山頭火や尾崎放哉といった句人も自由を愛する漂流者だったが、この方もまた ただ、ファーブルの昆虫記を訳し、アナキストの辻潤とも交友のあった文化人 雑誌『太陽』元編集長の嵐山さんが引き込まれたのもうなづける 自由を追い求めると人はこうなる?2024/06/30

みさこ

3
★★★★ 著者の愛をすごく感じました。2019/11/25

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