小学館文庫<br> 鳩の撃退法〈下〉

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小学館文庫
鳩の撃退法〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 560p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094064872
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

多くの作家をも魅了した著者の最高到達点!

直木賞受賞後の会見で、著者は「勝手な想像ですが」と前置きした上で、
「『鳩の撃退法』の存在がなければ、今回の直木賞受賞は考えられない。あれで機運が熟したのではないか」
と語った。
事実、本作は、山田風太郎賞選考委員はもちろんのこと、推薦文や書評、口コミやSNS等を通じて、驚くほど多くの作家たちから激賞された。

下巻は、「ほぼ日刊イトイ新聞」主宰・糸井重里さんの解説を収録。

【ストーリー】
「このままじゃおれたちはやばい、ラストに相当やばい場面が待っているかもしれない。だけど厳密にやばいのはあんただよ。わからないか。夜汽車に乗って旅立つ時だよ」
身を潜めてせっせと小説の下書きをつづけていた津田伸一は、社長からいきなり退職金を手渡され、いよいよ決断を迫られる。
ついに“あのひと”が現れたのか?
鞄の大金は裏社会から流れてきたものなのか?
忽然と姿を消した家族、郵便局員の失踪、疑惑つきの大金、そして鳩の行方‥‥。多くのひとの運命を狂わせたあの日の邂逅が、たった一日の物語となって雪の夜に浮かびあがる。

読み進めると、謎が深まる。読み返せば、伏線がわかってくる。
上巻だけでは、この小説のおもしろさは半分も伝わりません。
急展開も待ち受ける下巻の最後の1行まで、ぜひ「鳩」の行方を見届けてください。読み返すほど、おもしろいはずです。

内容説明

―このままじゃおれたちはやばい、ラストに相当やばい場面が待っているかもしれない。だけど厳密にやばいのはあんただ。わからないか。夜汽車に乗って旅立つ時だよ。身を潜めて小説の下書きを進める津田伸一は、退職金をいきなり手渡された。ついに“あのひと”が現れたのか?忽然と姿を消した家族、郵便局員の失踪、うごめく裏社会、疑惑の大金…多くのひとの運命を狂わせた、たった一日の物語が浮かびあがる。数多の作家をも魅了した、ユーモアとスリル、そして飛び立った“鳩”のあまりにも鮮烈な軌跡。現代小説の名手佐藤正午渾身の最高到達点。

著者等紹介

佐藤正午[サトウショウゴ]
1955年長崎県生まれ。1983年『永遠の1/2』で第七回すばる文学賞を受賞。2015年『鳩の撃退法』で第六回山田風太郎賞を受賞。2017年『月の満ち欠け』で第一五七回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

236
下巻も上巻同様に会話以外の箇所は文字でびっしりで読み応え抜群、いや抜群すぎて眼精疲労がハンパない(泣)。かの開口健もこのようなページびっしりの小説に興奮したとか何かのエッセイで言及していたのを思い出しました。はい、そうです、物語の感想が至って乏しいので斜め上の感想を書いています。全然盛り上がらなくてビックリしたのですが、この本はそういう楽しみ方をするもんだと思い閉じました。2023/06/04

あきら

198
独特な言い回しに翻弄されながら頑張って読み進めていくと、いつの間にか物語に引き込まれている。 そのうちまた、独特な言い回しに翻弄されながら物語を追っていくと、いつの間にか話の順序が分からなくなり、迷路に迷い込む。そんな感じ。 独特な言い回しがとにかくツボでした。2021/09/28

Kazuko Ohta

127
上巻の感想に、編集者役は映画オリジナルだったと書きました。違った。ヌモトさんに替わり、延々と濁らず呼ばれるトリガイさん。私はこのすっとぼけた会話が結構好きかもしれません。それにしても感心するのは映画版のキャストの妙。倉田のこのヤバそうな雰囲気と色気はトヨエツならでは。女優倶楽部の社長=岩松了、房州書店の親父=ミッキー・カーチス、床屋のまえだ=リリー・フランキー、皆ピッタリ。AKBと西田佐知子が一緒に出てきた日にゃ、どの年齢層がターゲットなのか不明(笑)。山本譲二の歌詞を見て歌える人にはお薦めできそうです。2021/09/30

のり

125
登場人物が多目で、接点は薄目だと思っていても全てが繋がっている。鳩と呼ばれる符号にも納得。落ちぶれた津田に浮上はあるのか?軽薄だが悪人ではない。何だかんだいっても、助力してくれる人も、話相手になってくれる人も多い。どうでもいい事が気になる面倒臭さはあるが…失踪した一家の安否と小説家として干された原因が謎のままだが…2018/07/08

fwhd8325

122
すごい作品だった。ちょっと疲れました。上巻の印象をそのまま引き継ぎながら、目に入ってくる活字ではなくほかの力によって引き込まれた作品だったようです。映画では劇中劇という設定がありますが、小説の中で、これほど複雑怪奇な小説は経験がありません。従いまして、物語の筋ではなく、語り部たる津田の人間性のみ強く印象づけられています。どなたか、原作に忠実でいいから映像化していただけないでしょうか。できれば、ウェス・アンダーソンのようなヨーロッパの監督がいいかもしれない。2018/09/26

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