小学館文庫<br> 政治的に正しい警察小説

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小学館文庫
政治的に正しい警察小説

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094064643
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

社会派ミステリー作家が放つ問題作

“ポリティカル・コレクトネス”をコンセプトにした警察小説の依頼を受けた、新人作家・ハマナコがたどり着く境地とは……!? 表題作「政治的に正しい警察小説」ほか、偶然通りかかったカレーショップで、生き別れた母の思い出の味に再会した大学生の僕とその“隠し味”をめぐる「カレーの女神様」、25歳の若さで亡くなった“史上最強の棋士”紅藤清司郎の没後20年にあたり、彼の軌跡を取材したライターがたどりつく真相を描く「神を殺した男」など。驚愕と感嘆にあふれた全6編を収録。『ロスト・ケア』『絶叫』など社会派ミステリーの新鋭が放つ、ブラックユーモアミステリー集が文庫オリジナルで登場。

【編集担当からのおすすめ情報】
著者の企みに満ちた、スリリングな展開のミステリー6編を収録しています。驚きの逆転劇をお楽しみください。

葉真中 顕[ハマナカ アキ]
著・文・その他

内容説明

飛ぶ鳥を落とす勢いの新鋭作家・浜名湖安芸は、「ポリティカル・コレクトネス」をコンセプトにした警察小説という“意識高い”依頼を受けた。パワフルでエキセントリックな編集者を相手に、ハマナコは超大作を書き上げる!?(「政治的に正しい警察小説」)大学生の僕は、偶然通りかかったカレー店で思い出の味に再会した。幼いころに生き別れた母の味だ。女店主にその「秘密の隠し味」を訊ねると…。(「カレーの女神様」)そのほか、児童虐待、将棋、冤罪、尊厳死など、多彩なテーマの六編を収録するブラックユーモア・ミステリー集。著者初の文庫オリジナル作!

著者等紹介

葉真中顕[ハマナカアキ]
1976年東京都生まれ。2012年、介護問題をテーマとした『ロスト・ケア』で第一六回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、ミステリー作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんたろー

235
予備知識なしにタイトルに釣られて読んでみてビックリ!…「重い社会派」的なイメージがある葉真中さん作品とは大きく違う感じで「ブッラクユーモアミステリ」とでも言えばいいのか、往年の筒井康隆さんの短編集みたいだった。6つの話は大なり小なり毒や皮肉があって読み手を選びそうだが、手を替え品を替え、読者を楽しませようとする意図は伝わってくる。好きなのは切ないストーリーながらも微かな温かみで終わる『秘密の海』天才棋士の話を興味深く読ませてくれた『神を殺した男』の2編。表題作は自虐ネタに爆笑しつつ、作家の悲哀も感じた。2019/05/22

Yunemo

189
多彩なテーマの6短編ですが、表題作については、混沌とし過ぎて、ブラックという表現には行きつかず、とても国家問題級の刺激作とは感じられずに。それぞれのテーマで、長編でじっくり書き上げていただけたら嬉しい。そんな想いに捉われながら読了。6編の中のどれかのテーマでケアマネージャーの苦しみを記した作品同様の、身に沁みる刺激を受けてみたい感覚に。神を殺した男、の作風が著者の王道かな、なんてことも。尊厳死に係る表現の難しさがあって、終わってみれば、何のことはない、こんなもん、寂しい感じで。でもテーマ別に今後の期待感。2017/12/30

utinopoti27

170
本書は一言でいえば6篇のブラックミステリ集。ただし、それぞれ作風は異なっていて、シリアスな社会派風から、アクの強い風刺が効いた作品まで、掲載順にもこだわりがありそうです。表題作は、特に警察が出てくるわけではなく、言葉狩りに抗議して断筆宣言した筒井康隆さんへのオマージュではないかと。とりわけ、細心の注意を払って盛りつけた料理を、いきなりフードプロセッサにかけて、グチャグチャにして飲むかのような「カレーの女神様」が自分的にはツボ過ぎます。オチも含めて好き嫌いが分かれそうな意欲作といえるでしょう。2018/02/06

🐾Yoko Omoto🐾

161
バラエティに富みながらも、シニカルな路線で統一された短編六編。マイベストは、幼い頃母親が失踪前に作ってくれた"秘密の隠し味入り"のカレー。記憶に残るその味わいに隠された、とんでもない真相が度肝を抜く「カレーの女神様」。尊厳死をテーマに、人間の優れた環境適応能力を実に皮肉に描いた「リビング・ウィル」。執拗な洗脳で植え付けられた記憶、そんな事実は無かったと思い込みたい強固な意思が塗り替えた記憶、曖昧で繊細なそれら人間の記憶というものが、真実を歪めていく恐怖を描いた「推定冤罪」。どれもなかなか面白かった。2017/12/09

いつでも母さん

159
葉真中さんの文庫書き下ろしを含む短編集。6作とも面白かった。やはりこの作家が好きだ!短編でも十分読ませてくれる。だから次は・・どっぷり長編で、『ロスト・ケア』や『絶叫』のような重いのをお願いしたい。ずっと待ってるから。必ず読むから。2017/10/07

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