小学館文庫<br> 独裁者ですが、なにか?

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小学館文庫
独裁者ですが、なにか?

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  • サイズ 文庫判/ページ数 215p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094064582
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

緊急出版! こいつは一体何者なのか?

ペックランド人民党中央委員会委員長・ジョンウインは、ミサイル実験の発射ボタンを押す作業に日々勤しんでいた。
そんなある日、ヤップランドから取り寄せたお話しAIロボットが届く。まるで樽のような体型のそれは、いきなりなれなれしい口調で話し出した。聞けば、自分は、暗殺された彼の異母兄、ジョンナム-ルだという。
一体これはなんの冗談か? と怒りを露わにしたジョンウィンだったが、次第に彼との会話を頼みにするようになっていく。
だがもちろん、何事もない日々がそんなに長く続くはずはなかった――。



荒木 源[アラキ ゲン]
著・文・その他

内容説明

ペックランド人民党中央委員会委員長・ジョンウィンは、ミサイル実験の発射ボタンを押す作業に日々勤しんでいた。そんなある日、ヤップランドから取り寄せたお話しAIロボットが届く。まるで樽のような体型のそれは、いきなりなれなれしい口調で話し出した。聞けば、自分は、暗殺された彼の異母兄、ジョンナムールだという。一体これはなんの冗談か?と怒りを露わにしたジョンウィンだったが、次第に彼との会話を頼みにするようになっていく。だがもちろん、何事もない日々がそんなに長く続くはずはなかった―。

著者等紹介

荒木源[アラキゲン]
1964年京都府生まれ。東京大学文学部仏文科卒業後、朝日新聞社会部記者などを経て、2003年に「骨ん中」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いたろう

68
これはひどい。名前を変えてあっても誰のことか分かる状態で、仮にも一国の長を他の国の人間が、ここまでモノ笑いの種にしてよいものか。綿密な調査に基づいて、事実を小説化するなら分かるが、捏造されたエピソードは、分別ある大人が読めばギャグで済むものも、中高生が読んで本当にこんな人物だと信じてしまい、こんな国は滅ぼすべきなどと考えるようになったらと思うと恐ろしくてならない。国際情勢のシミュレーションとしても、日米中との関係だけが描かれていて、韓国が出てこない。ややこしくなるから省いたのだろうが、そこがまた中途半端。2018/04/22

takaC

59
これが著者の望む決着の形ということですね。確かにそれが最も無難です。2017/09/29

かんけー

32
ん~?複雑な読後感ですねぇ?まあ、読んでて話の唐突さに違和感をあまり感じなかったのはこの国が元々そう言う国だったからだと(-_-)歴史上色んな独裁者がいたけど?ここまで自身(父親、祖父も含めて)を滑稽に道化に仕手までその「姿」で世界中に低脳振りを晒した指導者は見た事がないと。カリスマ性と言う物の意味をここまで勘違いすると笑いも出てこない。兄を暗殺し、その流れの中で自分捜し?AI ロボットはチョッと余計だったかなぁ?ラストは...まぁ、こうなる( -_・)?でしょうね。2017/10/18

黒猫

31
まあまあ面白かった。場合によっては不謹慎と言われるでしょうが、独裁者の孤独をユーモアを交えながら描いています。世襲が三代続いた北朝鮮が舞台なのは明らかですが、国の名前をここまで変えるとちょっとなあ。やはり、いろいろ問題あるんでしょうか?北朝鮮三代目の独裁者も、実は「もういややわあ」とか思っていたりしてね。北朝鮮からアメリカを見たら確かにこんな思いもあるんだろうか。。。興味があればお読みくださいませ。読みやすいです。2017/10/15

川越読書旅団

30
すいません、ノーコメントです。2017/10/29

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