出版社内容情報
最高峰40年の至芸が読む落語として完結
DVDBOOK『落語研究会 柳家小三治大全 下』に収録された20席を三巻に分けて、読む落語として刊行した最終巻。『柳家小三治全集』『柳家小三治大全 上』の口演も含め既に8巻が刊行され、重版を重ねる巻もある人気シリーズが、ついに完結です。
人間国宝の高座は、絶品のマクラから始まり聴く人を小三治ワールドに引き込まずにはおかない至極の名品ばかり。それは、もちろん読み物になっても名作で、笑ったりホロリとしたり、江戸の人情に心地よく浸れます。
「あとがき」までも、名調子のマクラを聞いているようです。
--東京・三宅坂での「落語研究会」の私の口演がDVDになるとき、せりふの本はついてるの? と聞いたら「ついてません」、「それじゃ作って」というのが、始まりでした「(あとがき」より)--という小三治師匠。
その要望から始まって、なんと「落語研究会」40年分67席が、全9巻にまとまりました。
「本にしてみると、私の噺は結構面白いな」「内緒ですけど、私のネタ帳は、この『柳家小三治の落語』全冊・・・」(「あとがき」より)と人間国宝本人が語っているのですから、面白さは太鼓判!
収録演目:「一眼国」「うどん屋」「小言念仏」「宗論」「かんしゃく」「猫の災難」「茶の湯」
【編集担当からのおすすめ情報】
この6席も含めて20席の映像を収めたDVD BOOK『落語研究会 柳家小三治大全 下』が発売されています。内容は、特設サイトよりご覧いただけます。
2017年12月既刊の7巻には、『落語研究会 柳家小三治大全 下』より「大工調べ」「転宅」「らくだ」「百川」「ミイラ取り」「金明竹」「素人鰻」を収載。
2018年1月既刊の8巻には同じく「山崎屋」「宿屋の仇討」「鰻の幇間」「長屋の花見」「蒟蒻問答」「野ざらし」の6編を収載しています。
また、発売中のDVD BOOK『落語研究会 柳家小三治全集』、『落語研究会 柳家小三治大全 上』の“読む落語”は、1~6巻として、好評発売中です。
http://www.shogakukan.co.jp/pr/kosanjidvd/
内容説明
「落語研究会」の高座、40年間67席の至芸。“読む落語”シリーズ全9巻いよいよ完結!
目次
一眼国
うどん屋
小言念仏
宗論
かんしゃく
猫の災難
茶の湯
著者等紹介
柳家小三治[ヤナギヤコサンジ]
本名・郡山剛蔵。1939年・東京生まれ。59年、五代目柳家小さんに入門して前座名・小たけ。63年、さん治で二ツ目昇進。69年、十代目柳家小三治を襲名、真打昇進。76年、『小言念仏』で放送演芸大賞、81年に芸術選奨文部大臣新人賞、2004年に芸術選奨文部科学大臣賞受賞、05年に紫綬褒章を受章。14年に、重要無形文化財保持者(人間国宝)。落語協会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
西
やまねっと
OMO
tomo6980
kaz