小学館文庫<br> 世界中で迷子になって

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小学館文庫
世界中で迷子になって

  • 角田 光代【著】
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  • 小学館(2016/08発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 300p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094063233
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

旅&日常を愛する角田エッセイ待望の文庫化

●アジアは水で、ヨーロッパは石なのだ●旅の疲れは移動の疲れと言うよりも、野生の本能を始終使っている疲れなんだろう●7月のあたまにセールなんてするなら、金輪際、5月6月に夏物なんて買わないからな!●じつは若いときからずっとサザエの母、磯野フネに憧れていた。●毎日仕事中、ほとんど負け戦ながらチョコ衝動と闘い続けている。・・・・いずれも本文より。
「旅」と「モノ」について、作者ならではの視点、本音が満載の1冊。読み進めていくと「どうして私の気持ちがここにあるんだろう」とびっくりするほど共感するとともに、新鮮な奥深い視点をそこかしこに感じます。そして読後は、心がほっこり癒されます。
--年齢とともに変えざるを得なくなるものが多くある。変えたくなくても変わってしまうこともあるし、進んで自分から変えることもある。そうした変化を私がもっともおそれていたのは、旅においてである。・・・・・から始まる文庫書き下ろしエッセイ「2016年未来の旅」では、歳を重ねたからこそ感じる旅の変化とその想いを共感溢れる言葉で切々と綴っています。
懐かしいのに新しい。そんな魅力溢れるエッセイが文庫で登場。






【編集担当からのおすすめ情報】
旅の途中で、通勤電車の中で、疲れて帰ってきた夜に、旅先で寛いでいるときに…。大人気作家、角田光代さんの言葉は、面白くてしゃれっ気たっぷり、いきいきと心に届きます。意外にお茶目でひょうきんな一面も。難しいことは忘れてゆるーく楽しめる、そして、ハッとさせられる奥深さもある友達のような一冊です。
さらに今回、文庫書き下ろしエッセイ「2016年未来の旅」を巻末に収録。大人になってからの旅の変化と現代の旅について、角田さんならではの鋭い視点が感じられます。
いつまでも新鮮で、読み返す度に新たな発見がある角田光代さんの魅力を存分に感じるエッセイ、待望の文庫化です。

世界中で迷子になって 目次

旅に思う

はじめに世界があると知る 10
大人になったからこそ 17
生き抜く町、生き抜く人々 24
石か、水か 31
雨は降り、いつか陽はさす 38
旅トイレ 46
その国の辞書にない言葉 53
人がいれば酒がある 60
何がいちばんおいしかったか? 67
旅はいつからはじまっているのか 74
好きになる、という幸福 81
旅と野生 88
〈旅行記〉 ナイルの賜物 96

モノに思う

値段のないもの 108
五〇〇円のかなしみ 116
贅沢小心 123
傘の値段は正しいか? 128
お得なんです 137
なぜか言い訳 144
セールはお得か 151
景気とマッチョとグラスイーター 158
台所パラダイス 165
悩むのは恒例行事 172
道楽弁当 179
ロマンの値段 186
見えないものを買う 193
道具派という人たち 200
なくしたものは何? 207
ひとめぼれの値段 214
好奇心と経済 220
プレゼント苦悩 228
猫と母 235
一回こっきり、の限度価格 242
思い出は高騰する 250
せめぎ合い数値 257
チョコレート衝動 264
絵と値段 271
「すてきな女性像」を買う 278

あとがき 286
文庫書き下ろしエッセイ
二〇一六年未来の旅 293


角田 光代[カクタ ミツヨ]

内容説明

「旅」と「モノ」について、作者ならではの視点、本音が満載の一冊。読み進めると驚くほど共感するとともに、新鮮な奥深い視点をそこかしこに感じます。懐かしいのに新しい。そんな魅力溢れるエッセイが文庫に。巻末に文庫書き下ろしエッセイ「2016年未来の旅」収録。

目次

旅に思う(はじめに世界があると知る;大人になったからこそ;生き抜く町、生き抜く人々;石か、水か ほか)
モノに思う(値段のないもの;五〇〇円のかなしみ;贅沢小心;傘の値段は正しいか? ほか)
文庫書き下ろしエッセイ 二〇一六年未来の旅

著者等紹介

角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生まれ。90年『幸福な遊戯』で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、『空中庭園』で婦人公論文芸賞、『対岸の彼女』で直木賞、『ロック母』で川端康成文学賞、『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞、『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

504
我らが角田先生の、旅エッセイ、お買い物エッセイ。両者の間にある関連性は?と考えつつ読んでいたが、あとがきにて得心。クレカの情報誌連載だったか⁉️旅に関してもお買い物に関しても、彼女らしい庶民目線のお話が続く。中でも繰り返し登場する、角田さんの亡き母上を想う逸話には心を揺り動かされる。2019/07/04

ゴンゾウ@新潮部

110
旅のエッセイが読みたくなって手にしたが後半はモノのエッセイだった。結果は読んで大正解。アクティブで大胆に見える角田さんも 実は小心者で意外に慎重派だった。彼女の物の捉え方や考え方にうんうんと頷きながら読ませてもらった。性別は違うが同世代だからか妙に共感してしまう。2018/10/08

ゆいまある

87
「八日目の蝉」の角田さんのエッセイ集。旅の本かと思って読んだら後半(というよりかなりの部分)がお買い物の話だった。買い物の仕方が私とは余り重ならずピンとこない内容。それよりも角田さんが子供の頃、興味のない科目は完全に放棄していたとか、定期券など大事なものから買ってもらったフルートまで失くしてしまうとか、慣れない場所に行くのが極端に苦手とか、自分なりの拘りやマイルールがありその変更が難しいとか、大学生になっても四国の存在を知らなかったとか、飛行機から赤道を見ようとしたとか、そういうことが印象に残る。2019/04/09

aoringo

83
旅と買い物がテーマのエッセイ。旅編は全て海外。若い頃の貧乏旅行から、歳を重ねての少しゆとりのある旅。「アジアは流れていく水の文化でヨーロッパは自力で動かなくてはならない石の文化」になるほど。読んでいて現地に想いを馳せることができとても楽しめました。買い物編では、携帯ショップの若い子と意思疎通ができないところとかこれまた共感できるところがいっぱいだった。売れっ子なのに金銭感覚は庶民的。小説だけでなくエッセイも良い。角田さんのことがますます好きになりました。2020/04/15

nico🐬波待ち中

80
角田さんの旅と買い物に纏わるエッセイ集。若い頃「世界」は自分が今いる内側ではなく外側にあり途方もなく広い、ということに気付き世界中をさ迷い始める角田さん。しかもビビり体質と言いながら結構大胆!アジアとヨーロッパの旅の違いや各国のトイレ事情に唸ったり驚いたり笑ったり…。そしてお金の遣り繰りにシビアなのに本だけは値段を考えずに買う角田さんは流石!亡きお母さんとの、おせち料理の話や初めての独り暮しの際に貰った鍋の話には切なくなった。そしてそしてチョコレート衝動!私も角田さん同様いつも負け戦である。2017/05/28

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