小学館文庫<br> あたしの一生―猫のダルシーの物語

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小学館文庫
あたしの一生―猫のダルシーの物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 216p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094062625
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

猫のダルシ―の視点で描く感動的な愛の物語

「あのひとへの、あたしの愛。それから、あたしへの、あのひとの愛。あたしは、あたしたちが一緒に暮らした日々の思い出を、あのひとの胸のなかにちゃんと蒔いておいた。あたしがいなくなったあともその思い出があのひとを、なぐさめてくれるようにね。
けっきょくのところ、もんだいなのは愛ということ……。」(本文より)
「あたし」と「あたしの人間」の、出会いから「あたし」の死までの17年にわたる濃密な時間を、あくまで猫の視点で――けっして擬人化することなく――描いた稀有な物語。原著の素晴らしいイラストレーションも完全収録。江國香織のしなやかな日本語で送る猫本の傑作、待望の文庫化!
以下のような「訳者あとがき」がこの本の魅力を語りつくしている。
「こんなにストレートな愛の物語を読んだのはひさしぶりでした。ストレートで、強く、正確で、濃密な、愛の物語。/もし誰かをほんとうに愛する気なら、ダルシ―のように生きる以外にないのではないか……」

内容説明

“あのひとへの、あたしの愛/それから、あたしへの、あのひとの愛/あたしは、あたしたちが一緒に暮らした日々の思い出を/あのひとの胸のなかにちゃんと蒔いておいた。/あたしがいなくなったあともその思い出があのひとを、なぐさめてくれるようにね。/けっきょくのところ、もんだいなのは愛ということ…”「あたし」と「あたしの人間」の、出会いから「あたし」の死までの17年と4カ月にわたる濃密な時間を、猫の視点で描いた感動的な物語。江國香織のしなやかな日本語で贈る傑作、初の文庫化。ジュディー・キングの素晴らしいイラストレーション16点も完全収録!

著者等紹介

レディー,ディー[レディー,ディー] [Ready,Dee]
作家、ジャーナリスト

江國香織[エクニカオリ]
1964年東京生まれ。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、04年『号泣する準備はできていた』で直木賞、12年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、15年『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で谷崎潤一郎賞を受賞。絵本や児童文学の翻訳も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小梅

141
まさに「あたしの一生」でした。最後は電車の中でボロ泣きでした。2月、勝手に猫月間で読了。2017/02/07

ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

133
もうあなたがいない日々なんて思い出せないわ。あなたが横にいておひさまのなかで微睡む休日、寒い日はおふとんに入りこんでくるふわふわとしたあたたかい生きもの。可愛くて愛しくて、たまに幸せすぎて泣きたくなるのよ。信じきった瞳であんまりみつめないで。ゼロ距離でにゃあと鳴かれると息がとまってしまうの。ずっと傍にもいてやれないし、ねだられてすぐにごはんもあげれない。ずっと抱っこもできないダメな人間だけど、「あなたの人間」であることをどうかゆるしてね。どうか二十年もそれ以上も生きて、ずっとずっと傍にいて。大好きよ。2021/02/20

ぶち

115
(再読) 与えるだけではなく、与えられるだけのものでもなく....愛は交換するもの、全身全霊をかけて。ダルシーの一生は、全身全霊をかけて"あたしの人間"を愛した一生でした。"あの人の中にちゃんと思い出を蒔いておいた。あたしがいなくなった後もその思い出があの人を慰めてくれるようにね”。私の猫たちも、たくさんの思い出を私の中に蒔いておいてくれました。それに引き換え、私は全身全霊をかけてあの子たちを愛したでしょうか?そうであって欲しいと思います....虹の橋のたもとで待っていてくれたらいいなぁ、と思います。2020/08/29

mocha

112
猫が語るあたしの一生。猫は気まぐれだなんて言うけれど、それは猫の気持ちを理解できない言い訳かもしれない。「あたしの人間」をどんな時も全身で愛するダルシーを見てるとそう思う。私は歴代の猫達に訓練を受けて、わりといい人間(猫にとって)になれたと思うけど、どうなんだろう?(こうしている間も猫さまの耳の後ろをかかされている)縁あって一緒に暮す猫達が、ダルシーのようにお別れのその日まで幸せであってほしいと願うばかり。2016/11/22

ペグ

102
猫の習性を生きながらもその眼差しは"あたしの人間”に一途に向けられます。穏やかな性格のバートルビー(!)の死に胸が熱くなり、やんちゃなタイバルトのその後も気になります。世界中の猫さんたちに幸あれ!2019/12/22

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