小学館文庫<br> 斬ばらりん〈3〉薩摩炎上編

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小学館文庫
斬ばらりん〈3〉薩摩炎上編

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094061437
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

最後のサムライが疾駆!幕末痛快活劇第3弾

文久二年(1862年)、港には諸外国の軍艦、攘夷や佐幕を声に志士たちは血気にはやっている時流。東海道は生麦村のはずれで、英国商人四名が島津久光率いる薩摩藩の行列と鉢合わせ殺傷された。現場近くから横浜の外国人居留地へ連行されたのは、土佐勤王党を脱藩した坂本龍馬、そして元薩摩藩の鉄炮指南・斬(しばし)善次郎とその妻子だった。英国人襲撃の疑いは晴れず、過激派の住民に殴打される善次郎。反撃に転じ、愛刀の剣先を銀髪の大男に突きつけたとき、善次郎の一子・爽が両手を広げて立ちはだかる。――刀をお納めください。われらは争ってはなりませぬ。
善次郎らは横浜から江戸に勝麟太郎(海舟)を訪ね、勝の名がレンズに浮かび上がる望眼鏡を差し出したところ、勝は故島津斉彬から預かったという懐中磁石を爽に託す。そこには一首の漢詩が彫りこまれていた。これが斉彬公からのメッセージなのか。善次郎は、勝が洩らした斉彬公の死に隠された真相を糺すべく、島流しにされたと噂の西郷吉之助(隆盛)へ書状を認めるが……。
くすぶる薩摩藩と英国との火種、爽を連れ長崎から戦地へ急ぐ善次郎。激動の時代を最後のサムライが疾駆する書き下ろし痛快幕末活劇第3弾。

【編集担当からのおすすめ情報】
小説家と映画監督のコラボレーション作品ならではの、スケール感あふれる幕末エンタテインメント小説です。史実をふんだんに盛り込みながらも、この「斬ばらりん」シリーズには、史実をも上回る面白さと興奮がたっぷりと詰め込まれています。

司城 志朗[ツカサキ シロウ]
著・文・その他

川島 透[カワシマ トオル]
著・文・その他

内容説明

文久二年、東海道は生麦村で英国商人が島津久光率いる薩摩藩の行列と鉢合わせ、殺傷される。現場近くから外国人居留地へ連行されたのは土佐を脱藩した浪士・坂本龍馬、そして元薩摩藩の鉄炮指南役斬善次郎とその妻子だった。善次郎が江戸に勝麟太郎を訪ねると、勝は故島津斉彬から預かっていた懐中磁石を善次郎の一子・爽に託す。そこに彫られた漢詩は何を意味するのか。斉彬の死に隠された真相を糺すべく、善次郎は西郷吉之助へ書状を認めるが…。くすぶる薩摩と英国の火種、爽を連れ戦地へと急ぐ善次郎。激動の幕末を、最後のサムライが疾駆する痛快活劇第三弾。

著者等紹介

司城志朗[ツカサキシロウ]
1950年愛知県生まれ。名古屋大学卒業後、放送作家から小説家に。83年、矢作俊彦氏との共著『暗闇にノーサイド』で角川小説賞を、98年には、『ゲノムハザード』でサントリーミステリー大賞読者賞を受賞

川島透[カワシマトオル]
1949年福岡県生まれ。映画監督。83年、「竜二」で監督デビュー。2013年に小説『斬ばらりん』を上梓、西日本新聞にエッセイ「博多パラダイス」を連載するなど、執筆活動を開始する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

4
久々の3巻目。というより、3巻目が出ていた事を最近知って、慌てて読んだ。波乱万丈の幕末模様だが、4巻目は、いつ出るのだろうか。川島監督は、映画化に意欲を燃やすとカバーに書いてあるのだが、どうなるのだろう。監督の新作見たいのだが。2016/07/07

未到散人

0
呆れ返るシーンはなくなったが、おかしな記述があらわれた。武州多摩の試衛館?江戸市中にあったはずだが?爽の元服の時、あまりにも簡単な展開にいささかびっくり。あの聡明な爽が何もなかったかのように振る舞うものだろうか。荒さが目立ってきた感あり。 この世に生きる名もないひとびとの、ささやかな日々の暮らしを全く考慮できない政治は早急に改めるべきと痛感させられた。2015/04/28

Natsuhiko Shimanouchi

0
幕末を舞台とする痛快活劇小説3巻目。生麦事件から薩英戦争まで。今回も面白くて一気読み。前巻で早くも明かされた秘密は更なる謎解きの旅へのエピソードでしかなかったのか。リトル・サムライの成長の旅、続きがまたもや待ち遠しい。2015/04/27

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