出版社内容情報
サントリーの部下が描く、山口瞳の原風景
日本の高度成長が始まる昭和33年、失業中の山口瞳は、寿屋(現・サントリー)に入社し、宣伝部でコピーライター・PR誌「洋酒天国」編集担当者として多忙な日々を送ることになった。そして37年、著者が新卒社員として寿屋に入社すると、直属の上司は、「宣伝技術課係長・山口瞳」だった。サラリーマンとしてマジメに勤務しつつ、「江分利満氏の優雅な生活」で直木賞を受賞した山口瞳は、会社員として、社会人として、男として、人間として、そして作家として、どう生き、どう身を処したのか。『「洋酒天国」とその時代』で第24回織田作之助賞を受賞した著者が生き生きと描く、作家・山口瞳の原風景。
プロローグ-人生仮免許!
第一章 渡世と処世
第二章 酒場のしきたり
第三章 女について
第四章 複眼の作法
第五章 「会社人間」人生案内
第六章 人脈と派閥について
第七章 趣味の価値
第八章 家庭について
エピローグ-晩年のスタイル
あとがき
文庫版あとがき
年譜
参考文献
解説 川本三郎
小玉 武[コダマ タケシ]
著・文・その他
内容説明
昭和三十三年、失業中の山口瞳は、寿屋(現・サントリー)に入社し、宣伝部でコピーライター・PR誌「洋酒天国」編集者として多忙な日々を過ごす。そして三十七年、著者が新卒社員として寿屋に入社すると、直属の上司は、「宣伝技術課係長・山口瞳」だった。サラリーマンとしてマジメに勤務しつつ、「江分利満氏の優雅な生活」で直木賞を受賞した山口瞳は、会社員として、社会人として、男として、人間として、そして作家として、どう生き、どう身を処したのか。『「洋酒天国」とその時代』で第二十四回織田作之助賞を受賞した著者が活き活きと描く、作家・山口瞳の原風景。
目次
第1章 渡世と処世
第2章 酒場のしきたり
第3章 女について
第4章 複眼の作法
第5章 「会社人間」人生案内
第6章 人脈と派閥について
第7章 趣味の価値
第8章 家庭について
著者等紹介
小玉武[コダマタケシ]
1938年、東京生まれ。62年、早稲田大学卒業後寿屋(現・サントリー)に入社、宣伝部で広告制作とPR誌「洋酒天国」編集に携わる。その後広報部長、文化事業部長などを歴任。2007年、『「洋酒天国」とその時代』で第24回織田作之助賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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