出版社内容情報
『僕の死に方』と対を為す妻のストーリー
42才で突然、肺カルチノイドという病のため余命宣告を受けた流通ジャーナリスト金子哲雄さん。2012年10月に亡くなるまでの約500日、妻の稚子さんはとことん寄り添い続けました。
誰が見ても仲睦まじいふたりも、夫婦として当初から平穏な道をたどったわけでも、死の受容も、はじめからできたわけではありません。確実に迫る死の瞬間を前にして、金子哲雄さんは、なぜそこまでして仕事を続け、何を残そうと考えていたのか、本書は妻の立場から解き明かします。
夫の希望に従って、夫を自宅で看取った体験から記した追記、●在宅で死ぬこととは ●死の恐怖にどう立ち向かうべきか ●死にゆく人にできること、などについての記述は、読む人の心を打つとともに、は、他に類のないリアルなアドバイスとして、参考になるはずです。
【編集担当からのおすすめ情報】
死を覚悟した金子哲雄さんが病床で綴った遺作『僕の死に方』には、今も「涙が止まらなかった」という感想が寄せられ続けています。『僕の死に方』へのアンサーブックともいえる本書では、妻の立場から見た看取りの記録とて、金子さんの壮絶な死を巡るいくつもの謎が解明され、金子さんが最後に渾身の力を振り絞って伝えたかったことが更に具体的に見えてきます。
金子 稚子[カネコ ワカコ]
著・文・その他
内容説明
突然の余命宣告。絶望の中でやがて彼は「命の始末」と向き合い始める。その臨終までの道程に妻はとことん寄り添った。出会いから別れまでのせつなく愛しい12年間…。これは売れっ子流通ジャーナリストの妻のしなやかな生の記録である。
目次
第1章 出会いは最悪だった―“夫婦”になるまでの道のり(違和感だらけの最初の出会い;4時間近い長電話 ほか)
第2章 試され続けた最後の40日間―逝ってしまう人に何ができるか(猫のような存在;毎日がお祭り ほか)
第3章 死後のミッションを遂行する―新しい自分に出会うために(ふっくらした頬、笑みをたたえて;通夜の席の涙の意味 ほか)
追記 金子哲雄を看取って知ったこと、伝えたいこと(在宅で死ぬこと;逃れられない死の恐怖 ほか)
著者等紹介
金子稚子[カネコワカコ]
ライフ・ターミナル・ネットワーク代表。2012年10月に亡くなった流通ジャーナリスト金子哲雄氏の妻。誰もがいつかは必ず迎える「その時」のために、情報提供と心のサポートを行うべく活動中。一般社団法人日本医療コーディネーター協会顧問。医療法人社団ユメイン野崎クリニック顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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再び読書
きさらぎ
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
さなごん
壱萬参仟縁