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小学館文庫
台湾海峡から見たニッポン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094056129
  • NDC分類 302.224
  • Cコード C0195

出版社内容情報

露骨な反日政策に、弱腰外交を繰り返す日本。一方、陣水扁総統の再選で、自らのアイデンティティを大陸に突きつけた台湾。覇権主義に邁進する大中国と、いかに付き合うべきか。台湾在住の著者が、アジアの今を鋭く看破!

 巨大な市場を有し、21世紀経済の核と目される中国。しかしそこには、国内の矛盾を覆い隠し、大国の脅威をもって周辺諸国に君臨しようとする帝国主義の影が見え隠れする。中国人犯罪の増加や露骨な反日行動にもかかわらず、弱腰外交を繰り返す日本。一方、強硬に「同一国家」を主張する大中国と対峙しながら、粘り強く、したたかに、自らのアイデンティティを主張する台湾。日本は今こそ台湾に学ぶべきではないか。新世紀の「脱亜論」がここにある!●文庫書き下ろし

内容説明

日本人はなぜ「中国下手」なのか。台湾人はなぜ中国と対等に発言できるのか。巨大な市場を有し、二十一世紀経済の核と目される中国。しかしそこには、国内の矛盾を覆い隠し、大国の脅威をもって周辺諸国に君臨しようとする帝国主義の影が見え隠れする。中国人犯罪の増加や露骨な反日行動にもかかわらず、弱腰外交を繰り返す日本。一方、強硬に「同一国家」を主張する大中国と対峙しながら、粘り強く、したたかに、自らのアイデンティティを主張する台湾。日本は今こそ台湾に学ぶべきではないか。台湾発、新世紀の「脱亜論」がここにある。

目次

第1章 台湾に見る中国人との付き合い方
第2章 台湾総統選挙をめぐる台湾人と中国人の違い
第3章 中国経済成長の盲点
第4章 日本が知らない台湾アイデンティティ
第5章 中華帝国の妄想と野望
第6章 日本の脱亜と台湾独立
第7章 「中国」という単一国家・民族は存在しない
終章 日台の絆と対中外交の展望

著者等紹介

酒井亨[サカイトオル]
1966年石川県生まれ。早稲田大学政経学部卒。共同通信社記者などを経て、2000年からフリーとなり台湾に移住。台湾を中心に、アジア地域の政治・経済・文化について著述している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

390
著者は知らない人だったが、タイトルに魅かれて購入。タイトルからは台湾から望見することで、日本の外交や領土問題等に論及したものを期待したのだが、残念ながらそうした期待とはかなり違ったものであった。独りよがりな(そのように聞こえる)論調も気に染まないし、客観性にもはなはだ疑問である。私も中国の覇権主義には危機感を抱くし、台湾の将来像も心配だが、こうした声が大きいだけの論調からは建設的な展望が開けないだろうと思う。2021/03/03

undine

2
昔購入した積読本を今になって読む。台湾が長年の国民党政権から民進党政権へと歴史的な転換を果たした熱気が感じられる。台湾が独自の道を歩むためには、いかに中国と違うのかを強調しなければならないという切迫感があった。その後、国民党が復権し、今また民進党政権で台湾はいよいよ現状維持という独立状態を確固たるものにしつつある。今振り返ると、馬英九の国民党政権への揺り戻しは台湾人意識を再確認するための良い機会だったと思う。古い本だが、日本人に投げかけられた問いは今も有効だ。しっかりと日本の方向性を考えないといけない。2022/08/28

結城あすか

2
タイトルを見たら台湾人が書いた日本論とかそういう本のように思ってしまうけど、著者は日本人で、台湾在住者から見た日本人の台湾に対する意識を主に論じた本だにょ。しかし、日本人云々という話はあまりなくて、この本で一番重点が置かれているのは中国の後進性とその脅威について述べてるところだろうにょ。あくまで台湾の平穏な現状をベースにした上での脅威論だから、右翼嫌いの人にも訴えかける部分はあると思うけど、中国べったりの人には……2005/02/07

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