小学館文庫<br> 少年Aの犯罪

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小学館文庫
少年Aの犯罪

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  • サイズ 文庫判/ページ数 219p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094055122
  • NDC分類 368.7
  • Cコード C0195

出版社内容情報

元ベテラン刑事が実際の少年事件を題材に綴った24の掌編

 芸能界デビューと騙されて、十五歳からソープランドで働かされていた少女の事件を綴った「吸血鬼プロダクション」、四十八歳の父親を刺殺した高一少年の心の闇に迫った「実父を殺した少年」ほか、茨城県警拝命四十年の元刑事が、自ら捜査に当たった少年事件の数々から厳選し、二十四の掌編を書き下ろした。犯罪の低年齢化が社会問題となる中で、巷に渦巻く「なぜ彼らが」という疑問への回答がここにある。解説・町沢静夫●文庫書き下ろし

内容説明

芸能界デビューと騙されて、十五歳からソープランドで働かされていた少女の事件を綴った「吸血鬼プロダクション」。四十八歳の父親を刺殺した高校一年生の心の闇に迫る「実父を殺した少年」。中学二年の非行少女を取り調べた際、ちんぷんかんぷんな供述に面食らった体験をもとに、親子の問題を考えた「隠語を使う少女」―。県警拝命四十年の元刑事が、自ら捜査に当たった少年事件の数々から厳選し、二十四の掌編を書き下ろした。犯罪の低年齢化が社会問題となる中で、巷に渦巻く「なぜ彼らが」という疑問への回答がここにある。

目次

吸血鬼プロダクション
アルバイトの罠
ワイセツ少年たち
まず親の教育から
お嬢様の転落
入れ墨をされた少年
十四歳の犯罪
乱れた女子中学生
天才的泥棒少年
中学生情婦〔ほか〕

著者等紹介

菊池興安[キクチコウアン]
1937年生まれ。茨城県出身。茨城県警拝命。警察署の捜査主任、交通係長、刑事課長、刑事官、本部鑑識課次長、本部少年課長、警察署長などを経て、97年、本部参事官で勇退。同年、日本随筆家協会賞受賞。『あんこう刑事の鑑識事件簿』(小学館文庫)で03年に茨城文学賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Yusuke Kitada

2
元警察官が経験した様々な少年事件の概要を記した本。親の姿勢など、考えさせられることも多かった。2021/05/26

チビさんた

2
時代は変わっても犯罪の根底に有るものは稀薄な人間関係や虐待、イジメなど変わらないのですね…子供が授からない輩ですが文中にあった「子が有るも嘆き。無きも嘆き」は印象に残る言葉でした。2012/04/05

茶色の猫

1
再読。 読む本がなくて、次の本を見つけるまでの‘つなぎ’的な感じで選んだのに、読み切るのにものすごく時間がかかってしまった。あっさり読み切る予定だったのに…元刑事が書いたドキュメンタリー掌編?です。少年事件を集めたお話。また忘れて読んじゃいそうだけど、、、2016/07/31

うさっち

1
元刑事が自ら捜査にあたった少年事件の中から厳選した24話。子供が万引きで捕まっても謝るどころか「こんな安物を盗んで」と親が店側にお金を渡して解決しようとしたり、逮捕されても反省よりも「捕まってしまった」ことだけ後悔する子供や自分のした行為が犯罪になることを理解できていない子供など…。報道されていなくても少年事件とは思えないようなものも多く恐ろしい。2012/11/04

千木良

1
古本屋で購入した著者サイン本。

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