小学館文庫
ペリカン文書

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  • サイズ 文庫判/ページ数 736p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094054033
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

 アメリカでナンバー1の人気作家、ジョン・グリシャムの代表作のひとつ。ロースクールで学ぶ美人で聡明な女子大生ダービー・ショウが、ある難事件を推理し、文書にまとめる。その名は『ペリカン文書』。だがその日から、彼女の悪夢が始まる。彼女が言い当てた真実は、アメリカ合衆国の国家的陰謀そのものだった。ダービーは生命の危機にさらされながら、巨大権力との戦いに挑む。

内容説明

ロースクールで学ぶ女子大生ダービー・ショウ。美しく、聡明なこの女子大生が、ひょんなきっかけでFBIも解決できない最高裁判事二人の殺人事件を推理し、その背後に巨大な国家的陰謀があると指摘する。ダービーの推理は真実を突いていた。その推理をまとめた『ペリカン文書』の存在を知った闇の組織は、秘密を守るために、ダービーの生命を葬ろうと迫る。巨大権力の魔の手を逃れ、『ペリカン文書』に記した真実を証明するために戦うダービー・ショウ。グリシャムの数多くの傑作のなかで、唯一女性が主人公になった傑作。

著者等紹介

グリシャム,ジョン[グリシャム,ジョン][Grisham,John]
1955年生まれ。ミシシッピ大学、同ロースクールを卒業。81年から91年まで弁護士。84年から90年まではミシシッピ州下院議員を務める

白石朗[シライシロウ]
1959年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。出版社勤務を経て英米小説翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

122
著者ジョン・グリシャムは弁護士経験を活かした執筆に努め、数多くの作品を世に送り出し、幾つかの作品は映像化もされている。自分としては”グリシャム”と聞けば『法律事務所』を真っ先にイメージする。主演のミッチ役を若かりし頃のトム・クルーズが演じたのが懐かしいく思い出されます。本作も映画化されており、主演ダービー・ショウ役をジュリア・ロバーツが務め、グレイ・グランサム記者役をデンゼル・ワシントン(実質この作品で彼はブレイクした)が演じたという、今では考えられない豪華キャスト。ミステリーの好きな方は一度ご覧あれ。2016/07/07

糸車

28
映画を見て面白かったので小説も読んでみる。自分が追いかけられているようで胃が重くなった。頭の中が映画ベースなので、話の筋を追うことばかりに気を取られ、あれ、そういえば、という疑問が読み終えてからいくつか浮かぶ。うっかり読み飛ばしたか?と思って時間をあけて再読しても分からなかった。わざと書いていないんだろうか。それとも突っ込まないほうが正解なのか。でもあまり本格的すぎるとついていけないと思うので、結局そのまま。面白かったのは確か。2015/11/11

しーふぉ

12
実際に映画化されてもいますが、美女とスピーディな展開がまさにハリウッドという本です。後に何も残らないという意味でもハリウッド的なのか。2015/01/11

mittaka

6
大部のため読みとおすのに時間がかかったけど、面白かった。特にカーメルが現れた後は、俄然興味が沸いた。そして、物語の半分を過ぎてペリカンの意味がわかると、さらに引き込まれた。本書を読む中で、FBIとCIAの違いをwebで確認し初めて理解した。米国の司法、行政に対する興味もかきたてられ、私にとって刺激の多い作品だった。2015/12/08

なべ

2
ダービーが逃げても逃げてもやつらが追いついて来るのが、怖かった。カーメル、意外とあっけなく殺されてびっくり。2011/11/07

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