小学館文庫
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  • サイズ 文庫判/ページ数 891p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094054019
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

極秘情報を知ってしまった少年と女弁護士の必死の戦い

 現在アメリカで、初刷が最も多い人気作家、それがジョン・グリシャム。最近では著作の新刊部数は280万部に及んでいる。その法廷ミステリーの面白さは、長年の弁護士体験、2期務めたミシシッピー州下院議員体験に裏打ちされた、アメリカ社会の裏の現実が見事に描かれているところにある。 そのグリシャムの傑作が、小学館文庫で刊行開始。第一弾が本書。2月に『法律事務所』、3月『ペリカン文書』と続く。

内容説明

十一歳の少年マークは、自殺寸前の弁護士から、有名な上院議員の死体の隠し場所を聞かされる。その情報はFBIが追い求めていたトップシークレットだった。FBIは秘密を明かせと迫る。だが、そうすればマークも家族もマフィアに狙われることになる。決断を迫られ、悩んだマークは全所持金一ドルで、女性弁護士レジーに弁護を依頼。張りめぐらされた罠や絶体絶命のピンチを二人は逃れることができるのか。グリシャムの最高傑作が、小学館文庫のラインナップに加わり、新登場。

著者等紹介

グリシャム,ジョン[グリシャム,ジョン][Grisham,John]
1955年生まれ。ミシシッピ大学、同ロースクールを卒業。81年から91年まで弁護士。84年から90年まではミシシッピ州下院議員を務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

goro@80.7

54
児玉清氏の書評本を読んでいるうちにまた読みたくなって小学館文庫版を読了。少年マーク知ってしまった上院議員の死体の在処。連保検事局とFBIにマフィアに怯えながら駆け込んだ小さな弁護士事務所。レジ―との出会いからはまさにジェットコースター級の展開が始まった。この1週間の出来事をくぐり抜けたレジ―とマーク。最後のシーンは涙もこぼれる。マークは大人になってレジ―に知られずにきっと逢いに来るのだろうな。死体一つでここまで読ませるとはグリシャム面白い。既読、未読も併せてまた読みたい。2021/02/02

せんべい

10
【児玉清氏解説本】11才の少年である主人公が、目の前でピストル自殺を図る男に遭遇。死のうとしていた男はマフィアに雇われていた弁護士で、ある重大な秘密を口走ります。その秘密を知ってしまった少年は、マフィアとFBI双方から狙われるという、誠に切迫した状況にいきなり追い込まれます。話が進むとともににっちもさっちも行かなくなる展開に対して、少年は非力ながらも知恵を絞って修羅場を何とか切り抜けていく姿にいつしか引き寄せられます。著者の出世作「法律事務所」と共に、本作も映画化されたのが面白い証だと思いました。2013/09/05

4
暑いやら、諸事情で読むのに日にちがかかったけど、ようやく読了。 分厚いけど会話が多くてスラスラ読めた。もちろんストーリーもハラハラドキドキで面白い。 グローリアという映画を思い出した。2013/08/31

sarakura3

4
最高でした。映画も面白かったが、原作はそれ以上におもしろかった。 感激です。2012/11/21

ringoringo

4
コミカルに描かれているけれども、11歳の少年マークと彼を取り囲む人たちの何と濃厚な1週間だったろうか?!ハラハラドキドキの展開と、何と言っても、子供と女性弁護士という、どちらかというと弱者の立場の二人が、FBIやマフィアを出し抜くところが特に痛快だった。2012/10/21

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