小学館文庫<br> ホームレス日記「人生すっとんとん」

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小学館文庫
ホームレス日記「人生すっとんとん」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 222p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094050219
  • NDC分類 368.2
  • Cコード C0195

出版社内容情報

元証券マンが上野でホームレス絵描きとして再出発!

 福沢安夫には二人の娘がいる。故郷には兄弟もいる。準大手の証券会社で課長を務めてもいた。しかし、株で借金をつくってから坂を転がるようにして、一九九九年八月から上野のホームレスに──。 上野公園のテントの中でひとり家族と暮らした日々を思い出すこともある。落後感だって抱いてる。でも、一人ぽっちになってみてわかったことも沢山あった。すべてを失いながらも、ホームレス仲間や訪ねてきてくれる人達の人情に触れ、画家としても第二の人生を目指した男の、楽しくもほろ苦い人生物語。

内容説明

福沢安夫には二人の娘がいる。故郷には兄弟もいる。準大手の証券会社で課長を務めてもいた。しかし、株で借金をつくってから坂を転がるようにして、1999年8月から上野のホームレスに―。上野公園のテントの中でひとり家族と暮らした日々を思い出すこともある。落伍感だって抱いている。でも、一人ぼっちになってみてわかったことも沢山あった。すべてを失いながらも、ホームレス仲間や訪ねてきてくれる人達の人情に触れ、画家としての第二の人生を目指した男の、楽しくもほろ苦い人生物語。

目次

第1章 1999年8月3日・テント
第2章 2000年1月1日・元旦
第3章 2000年4月2日・人情
第4章 2000年4月13日・酒
第5章 2000年4月16日・どん底
第6章 2000年4月12日・悔恨
第7章 2000年4月27日・夢
第8章 2000年5月5日・娘
特別付録 ホームレスの実情

著者等紹介

福沢安夫[フクザワヤスオ]
昭和16年、北関東生まれ。地元の高校を卒業後、証券会社に就職。25年間勤めた後、職を転々とし、平成11年8月から、上野公園でホームレスの生活を始め、自ら描いたボールペン画を売って生計を立てていた。平成12年9月6日死去
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミスターテリ―(飛雲)

30
今までホームレスの本を読んだが、社会生活が嫌になり自らその道を選んだか、何らかの理由で人生に失敗して、やむにやまれずホームレスをしているかどちらか、後者は、いずれもう一度社会に復帰しようとしてがんばっている。そんな人たちの体験談は、なぜそうなったのか、ある意味、反面教師としてすごく勉強になる。事業の失敗、株、ギャンブル・・原因はいろいろあるが、今の社会では誰でもそこに陥る落とし穴がある。この本の主人公も、証券会社に勤め、結婚して普通に生活していたのに、信用取引で失敗、あっという間にホームレスに。 2021/05/04

max99

1
何か悲しい・・・。ホームレスになる可能性は誰にでもある。2009/10/16

mirunchan

0
大学一年生の時に読んだ2020/05/15

うたまる

0
「わたしは、自分が悪いからここにやってきた。ここに来ている人たちは、本当は自分がいちばん悪いんだ。わたしもそうなんだ」……元証券マンにしてボールペン画家でもあるホームレスの告白録。ホームレス、生活保護受給者、犯罪者、みんな色眼鏡で見られる存在だ。けれど自己責任の色合いは様々で、そもそも一括りで語ること自体が難しい。著者のケースも、殊勝に反省する姿と周囲に迷惑をかけてきた姿が混在し、同情も批判もしかねて困惑してしまった。最近、仕事上で時々彼らと関わることがある。やっぱり、どちらもいるんだよね。2019/05/18

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