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内容説明
闇を裂く一発の銃弾が、眠っていた記者魂に火をつけた!エイズ患者を扱ったドキュメンタリーでピューリツァー賞を受賞したものの、記事が捏造であることが発覚し、職を追われた新聞記者のジャスティス。今は安アパートで失意の日々を送る彼のもとに、かつての上司が現われ、資産家の息子が射殺された事件の取材に力を貸してくれという。失ってしまった何かを取り戻そうとするかのように、ジャスティスは事件にのめり込んでいくが…。さまざまな哀しみを背負った人間たちが交差するハリウッドのアンダーワールドを舞台に描く、新シリーズ。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀処女長篇賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shiaruvy
3
【1997.12.15 初版】 今で云うところのLGBTを扱った作品。2017/08/30
地獄のデスマッチ
1
ちょい珍しやハード<ゲイ>ボイルド。心象描写もなかなかで途中まではかなりハイレベルなんだけど…終盤があり得ないぐらいにダメ。わかりやす過ぎる犯人になんの工夫もないし、今まで積み上げたものを昇華せずに唐突に終わってしまう。この作家は物語作れないタイプだね。これでは珍品の域を出ない。2012/02/18
いぬすけ
0
セクシャルマイノリティの人の苦悩とそれによって生まれる悲劇。主人公を好きになれなかった。ストイックを気取っているわりにヤル気満載なのは、外人のせいか時代背景故かゲイ故か…。ゲイ(男性全般?)って恋愛感情と性欲がイコールでないところが複雑で、読んでいて理解が難しい。最後、犯人へ家族問題について話し合いたいと思うが事情が複雑だし今更遅いしとそれ以上突っ込んだ会話はしなかった。なのに血管は触る!気持ち悪いわ!犯人はそれだけで主人公をぶん殴ってもよかったと思う。自分の過去を虚飾にすりかえたのも同情できない。2014/12/20
mejiro
0
「ミステリは時代をうつす鏡だ」というエラリイ・クイーンの名言に合う作品。同性愛者の苦悩、人間関係などが丁寧に描かれている。2014/03/15
canabi
0
11−20192019/02/05