小学館文庫
サン・シモンの鉄の夢 絶景、パリ万国博覧会

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  • サイズ 文庫判/ページ数 478p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094047721
  • NDC分類 606.9
  • Cコード C0195

出版社内容情報

グルメ、ブランドetc.……現代消費文化のすべては万博からはじまった!

 グルメ、高級ブランド商品、海外パック旅行──。今日の消費生活スタイルは、すべて「万博」から始まった! 当初〈産業の神殿〉として開催された万博が、時代の変遷を経て、新たな消費文化のユートピアとして〈恒久的万国博覧会〉へと変貌を遂げてゆく課程を豊富な図版と独自の視点を駆使して検証する、鹿島「万博学」の結晶。機械の神を信仰し、「物神(フェティッシュ)の聖堂」を築き上げたサン・シモン主義者たちとは? 十九世紀パリに花開いた彼らの奇怪な夢に迫る、壮大なスペクタクル!

内容説明

グルメ、高級ブランド商品、海外パック旅行―。今日の消費生活スタイルは、すべて「万博」から始まった!当初「産業の神殿」として開催された万博が、時代の変遷を経て、新たな消費文化のユートピアとして「恒久的万国博覧会」へと変貌を遂げてゆく過程を豊富な図版と独自の視点を駆使して検証する、鹿島「万博学」の結晶。機械の神を信仰し、「物神の聖堂」を築き上げたサン・シモン主義者たちとは?十九世紀パリに花開いた彼らの奇怪な夢に迫る、壮大なスペクタクル。

目次

まえがき 万博の神学、あるいは万博史の逆説
第1章 サン=シモンの鉄の夢
第2章 転向サン=シモン主義者ミシェル・シュヴァリエ
第3章 パリ万国博覧会にむけて
第4章 万博理念の確立
第5章 サン=シモン主義のユートピア、1867年パリ万国博覧会
第6章 アミューズメントとしての万博会場
第7章 博覧会場の外で
第8章 新たなユートピア「恒久的万国博覧会」にむけて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Saiid al-Halawi

5
「神殿は地球のごとくつくられて 万国の広場がそこに記される」p.442 主眼が労働者に置かれた、教育というよりもむしろ啓蒙のための一大イベント。サン・シモンの鉄の夢!それにしても何と心躍るタイトルであることか!!2012/11/21

na-ko

2
すべての事物がパリ万博に起源を持つとしたら?1855年,1867年のサン=シモン主義者たちの作り上げたパリ万国博覧会は、その後デパートや近代オリンピック、日本の日常生活にまで大きな影響を与えている。パリ万博の歴史を振り返りながら、現代社会を考えるのには、ぴったりの一冊。2013/08/06

almondeyed

2
現在の消費スタイルの出発点は「万博」からだったのか! 1855年のパリ万博で注目された既製服業界大手「ベル・シャルディニエール」の衣服は、今のユニクロみたいな役割を担っていたようだ。 この本は中に収録されている図版もかなり面白い。鹿島先生、今度はこのテーマでひとつ展覧会を企画してくれないでしょうか?2012/06/06

oDaDa

1
バカラ・クリスタルも、蒸留酒も、「ワインの国」のイメージも、ミネラルウォーターも、砂糖も、保存食も、衛生学も、サクソフォンも、ブラッスリーも、百科全書的万物陳列の思想=サン・シモン主義のユートピア実現たる万博が権威づけ一挙に有名になったのである!現在恩恵を受けている貴方の目の前の諸物は、尽く万博に行きつく。倫敦万博に追いつけ追い越せといわんばかりに。鉄を手名付け自然を従属させよと目論む思想が新宗教となった。視覚を喜ばせる「商品見本の殿堂」たる万博と「物神の殿堂」たる博物館の出現は同根の近代的事象である。2022/04/09

貴人

1
ナポレオン三世の偉業の一つであるパリ万博。その以前にイギリスですでに万博は行われたが、パリでの万博は画期的なものだった。単に規模、参加国の多さというだけではなく、サン・シモン主義の理想をまさに現実にした物だったからである。商品、物産を単に並べるだけではなくそこに百科全集的な一つの宇宙を構築し、自由競争、国際交流を促進し、世界全体を豊かにしていく。壮大な夢がナポレオン三世の誇大妄想的なパワーと、サン・シモン主義者たちの知恵と組み合わさって現実になる。まさに夢物語、おススメです。2014/10/04

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