出版社内容情報
「そごう」の次に企業大倒産の「津波」がやってくる!
そごうが発した債権放棄要請に対して国が出した結論は公的資金、すなわち税金の投入だった。「一私企業を救うためになぜ税金を使うのか!」という国民の声が一斉に上がり、そごうは民事再生法を選ばざるを得なくなった。それでも結果的には、一二三〇億円もの税金がそごうのために使われることとなる。日本は大借金国家だ。一九九九年度末の国の債務は約五一〇兆円と、破綻状態にあるといってもいい。それでも政府は財政再建を先送りにするばかり。その先には国家滅亡のシナリオしか残されていない。
内容説明
そごうが発した債権放棄要請に対して国が出した結論は公的資金、すなわち税金の投入だった。「一私企業を救うためになぜ税金を使うのか!」という国民の声が一斉に上がり、そごうは民事再生法を選ばざるを得なくなった。それでも結果的には、1230億円もの税金がそごうのために使われることとなる。日本は大借金国家だ。1999年度末の国の債務は約510兆円と、破綻状態にあるといってもいい。それでも政府は財政再建を先送りにするばかり。その先には国家滅亡のシナリオしか残されていない。
目次
第1章 銀行救済に名を借りた企業保護
第2章 そごう落城の日
第3章 水島前会長の栄光と挫折
第4章 時限爆弾!眠る不良債権
第5章 若手議員五人の提言
最後に―日本の借金が1000兆円を超える日
解説―問題を直視しようとしない日本社会