出版社内容情報
右であれ、左であれ、「神の国」発言から日本人を問い直す。
「日本の国、まさに天皇を中心としている神の国である」。時の首相・森喜郎氏のこの発言にマスコミ、とくに新聞は敏感に反応し、大きな騒ぎとなった。しかし、日本は本当に「神の国」ではないのか? 本書は、この「神の国」騒動を“日本人論”あるいは“日本論”の大きな核として捉え、多くの日本人が久しく忘れていた、日本人の“神”の問題を改めて整理し、考え直すことが目的である。
内容説明
「日本の国、まさに天皇を中心としている神の国である」。時の首相・森喜朗氏のこの発言にマスコミ、とくに新聞は敏感に反応し、大きな騒ぎとなった。しかし、日本は本当に「神の国」ではないのか?本書は、この「神の国」騒動を“日本人論”あるいは“日本論”の大きな核として捉え、多くの日本人が久しく忘れていた、日本人の“神”の問題を改めて整理し、考えなおす。
目次
第1部 『「神の国」発言』事件
第2部 「神の国」と日本人(日本は「神の国」である;日本人の古来から持つ宗教観の再認識のきっかけに;「神の国」発言に耳を傾けよ;いまこそ21世紀へ日本のアイデンティティを探る好機だ;時代の“気分”を表現した首相の発言)
第3部 「神の国」と日本(日本は天皇を中心とした神の国である。これに異議を唱える根拠はどこにもない;「神の国」と「憲法」;「日本は日本」と主張できる健全な愛国心の育成が急務である;日本国憲法と象徴天皇制;国民主義をはきちがえた「民の国」の人々へ)
感想・レビュー
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